心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

大切な人とのコミュニケーション

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大切な人に自分の気持ちを伝えたいときや、何か変えて欲しいところがあるときに、ちょっとした言葉のすれ違いで誤解が生まれてしまったり、怒りをぶつけ合うだけになってしまったり、お互いに理解し合うことができなかったり、うまくいかない結果になることがあります。特にどちらかにとってネガティブな内容になことについて話をするときは、こういったことが多いかもしれません。

相手に怒りを感じているときは、相手を攻撃したい気持ちが出てきます。何か信頼できないような部分があるときは、相手をコントロールしたい気持ちが出てきます。ただ、コミュニケーションをしていくことで大切な人と繋がっていきたいという時に、相手を攻撃したり、コントロールしたりすると、相手との間につながりというよりも、距離が生まれてしまうことがあります。

自分を攻撃してくる人は、自分の存在を脅かすように見えてしまいやすいですし、自分をコントロールしてくる人には、自分の弱点をさらしたいとは思いにくいです。攻撃やコントロールは、安心感や信頼感よりも、不信感や勝ち負けが支配するような雰囲気を作りやすくなります。そうすると、心をオープンにして話をするということが難しくなります。

ただ、自分の気持ちを封印して、相手とコミュニケーションをしようというのも、何か違うように思えるものかもしれません。

コミュニケーションがうまくいかないとき、相手を前にして何も言えなくなったり、言わなくてもわかってもらいたいと思えたり、かと言って、オブラートに包んで言っても全然伝わらなかったり、結局怒りをぶちまけるしかないと思えたりするものかもしれません。


大切な人に伝えたいことや、わかってもらいたいことがあるとき、自分から相手への一方通行で言葉を投げるだけになるよりは、信頼感やつながりが感じられるやりとりの中で、相手にメッセージを伝わる方がベターです。

変えてもらいたいところや相手に対する怒りがある場合は、その想いのルーツとなった、自分の感じた気持ちの部分に意識を向けてみてください。例えば何か怒りを感じたとするのなら、怖かったり、悲しかったり、寂しかったり、罪悪感を刺激されたり、何か自分のハートの弱いところをつかれるような感情を感じていたと思います。

その感情を二度と感じたくないと思うほどに、相手に対して防衛的な態度をとりたくなります。相手が間違っていると相手にも思ってもらいたくなり、相手を責める気持ちが生まれてきます。
ただ、本当に相手にわかってもらいたいのは、あなたは間違っているんだ、ということだけでしょうか?
それも伝えたいことかもしれませんが、それだけでなく、大切な人には自分の感情もわかってもらいたい、というのはないでしょうか?

自分の心の痛みを分かち合って助けてって言うよりも、相手のダメな部分を指摘して悪いところを直させようとする方が、自分の弱いところをさらさなくて良いので、安全な感じがするかもしれません。ただ、自己防衛をしようとすればするほどに、2人の間にはつながりよりもへだたりが生まれてしまいます。

大切な人との関係性の中で、本当に欲しいものは何でしょうか?
相手に言いたいことがあるとして、その目的は何でしょうか?
例えば、それが相手とのつながりをもっと深めていきたいということであったり、幸せや楽しさや豊かさを、相手ともっと共有していきたいということであったりするのなら、自己防衛よりも、もっと大切にした方が良いものはないでしょうか?


相手を責めるのではなく、自分のハートの弱いところをさらす方が相手に伝わります。相手へのコントロールを手放した方が、心をオープンにしてくれやすいです。ただ、その場合、あなたの話を聞いた上で相手がどうするのかは、相手に委ねることになります。

相手に委ねるということは、コミュニケーションがどう言う風に転ぶのか、予想がつかないことになります。相手から援助の手を差し伸べてくれることもあれば、もしかしたら、相手の心の中にも痛みがあって、その部分をあなたに言ってくれることもあるかもしれません。僕にも余裕がないとか、僕も限界なんだ、なんて弱音のようなことを相手の方から言われることもあるかもしれません。この時に大切なのは、相手のことを理解する、ということです。

その時になって初めて聞く話もあるかもしれません。受け入れやすい話もあれば、受け入れにくい話もあるかもしれません。相手の言葉が受け入れにくかったり、自分の想いと相手の想いに違いがありすぎて、どうやって自分と相手の間をつなげていけばいいか、わからなくなることもあるかもしれません。そんな時ほど、相手の心の中にある痛みをみてあげてください。あなたが相手に理解を送ろうとした度合いだけ、相手にとってそのコミュニケーションは安全なものになっていきます。

自分の中にこだわりのようなものがあって、相手の言っていることが受け入れられないように思えるときほど、自分にこう問いかけてみて直感で答えてみてください。

そのこだわりの方が大切でしょうか?
それとも相手との間のつながりの方が大切でしょうか?

自分を犠牲にするような選択は避ける方が良いです。ただ、もし、そのこだわりを手放すことが、自分自身の成長にもつながることなら、もし、相手とのつながりを選択したいというのが、本音としてあるのなら、こだわりを手放して相手とつながるということを心の中で選択して、相手の心の痛みと向き合ってください。自分の中のこだわりを手放して、相手の心の痛みに寄り添うことに注力できた度合いだけ、自分と相手の間にあるへだたりがつながりに変えられていき、コミュニケーションの橋が架けられていくことになります。


相手と本音の部分でつながろうとするときにとても大切なのは、つながりを形作ることができる、ということを信頼するということです。結果的には、うまくいかないかもしれませんし、うまくいくかもしれません。この時、信頼すると言うのは、うまくいく結果の方に自分の力を100%集中する、と言うことです。

うまくいかない可能性に意識を向けて、そこに片足を突っ込んだ状態で、相手の弱音を聞いたり、自分と相手との間にあるへだたりを感じたりすると「ダメかもしれない」という気持ちになりやすいです。それは相手になんとなしに伝わり、相手がそこに共感すると「どうせ何言ってもダメだろう」とか思われたりします。そうすると、その相手の表情や言動をみて、あなたの「やっぱりダメかもしれない」が強化されます。その状態でコミュニケーションが重ねられて、そのサイクルが繰り返されると、結果、あなたが手にするのは「やっぱりダメだった」になりますが、そういうことはしたくないはずです。

あなたが信頼した度合いだけ、相手とつながりを形作るためのコミュニケーションに、あなたが意識を集中しやすくなります。そうすると相手から「ダメかもしれないけど、君がそこまで言うのなら一応言うね(もしかしたら、わかってくれるかも)」という感じのものを引き出すことができます。相手がどう言う態度であれ、あなたが信頼を送り続けると、それは相手に伝わります。怒りではなく、コントロールでもなく、理解と信頼を相手に送り続けるということが、大切な人とつながりたいときのコミュニケーションにおいて、とても重要です。


コミュニケーションのテクニック的なところというより、心の内面の動きに注目した内容で書いて見ました。私自身が重要視しているのは、手放す、ということと、信頼する、ということですが、コミュニケーションのやり方的なところとしては、Iメッセージとか、理解してから理解される、などなど、有効な知恵や知識というのはあるかと思っています。みなさんが普段活用していて、有効な考え方やノウハウや哲学なんかも色々あるのではないかな、と思っていますが、私が今回書いたことで、そこに取り入れられるところがあれば、取り入れていただければ幸いです。

 

無表情に見えるパートナーとの付き合い方

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彼や旦那様があんまり感情を出さないタイプの男性の場合、女性側からしたら、この人は自分に関心があるんだろうか?、
と疑問に思ってしまうようなことがあります。

男性は割と心や感情で動くよりも、理屈でものを考えて動くことを優先する傾向はありますが、それが極端な人の場合、女性から見て、彼が何を感じているのか全くわからず、コンピュータかロボットを相手にしているような感覚になることがあります。このタイプの男性には、仕事ができて温厚で大人で落ち着いて見える、というような方もおられますし、そこが魅力的に見える、ということもあるかもしれません。ところが、付き合ってみると、もうちょっと心とか感情とか気持ちの部分で、いまいち繋がりを感じにくいところから、彼女からすると不満が出てくる、ということもまた多いかもしれません。

本当に私のことが好きなの?
私はいてもいなくてもいいんじゃないの?
女性側からすると、彼の反応のなさに不満を感じたり、不安になるということがあります。彼が何を感じているのかわからないから、どう接していけばいいのかわからない、といった困惑した状態のようなものが心に生まれることもあるかもしれません。

彼がこちらに対して関心がないかのように思える時、自分のことが無価値のように思えることもあります。自分のことなんて、彼にとってはどうでも良いのだろうか、と思えるほどに、自分の女性らしさの部分や、彼と自分との間の絆のことも、彼から、どうでもいいよ、言われているかのような、彼から自分の価値を低く扱われているような気分になることもあるかもしれません。

彼はなぜ私のことを選んでくれているんだろう、、、?
彼はなぜ私と一緒にいてくれるんだろう、、、?
彼のハートの柔らかい部分に、その答えはありますが、彼にそれをわかりやすい形で表現させるのは、なかなか難しいかもしれません。


僕たちは小さな頃からたくさんの経験をしていく中で、怖れから身を守る術を身につけていきます。怖れが強いところを心の中で封印するような感じになることもあります。心に痛みがある度合いだけ、その怖れから身を守りたい度合いだけ、その封印は強固になりやすかもしれません。結果的に周囲から見ると、封印されている心の中にある痛みや怖れの部分は、見えにくくなります。

幼い頃から感情を封印したままにしていると、あんまり感情に振り回されることもなく、常に温厚で冷静そうに見える感じにはなります。ただそれは、自分の心の中の弱い部分を封印しているだけになり、感情面でのその部分の成長がないまま大人になるような感じになります。ある意味では、その部分に関しては、彼は幼く未成熟なところがある、という風にいっても良いかもしれません。職場や距離のある関係性の中では、ぱっと見は大人な対応をしているように見えます。ただ、恋愛などすごく近い距離感での関係性の中では、彼が最初見た頃のような大人の対応とは違って、ちょっと心が無いような態度なんかも見せてくるので、ん?、という感じに相手からするとなります。私のことが好きなら、もうちょっと色々あるでしょ、なんていうのは彼にはあんまり通用しません。

あなたとは違う生き方をしてきた彼にとって、その自分のハートの柔らかい部分を、感情を伴った形で表に出すということは、慣れていないことでもあり、リスクの高いことになります。ひょっとすると、そういうことをするのに価値があるとすら考えていないかもしれません。感情を出すのも、せいぜい、たまにすごく怒る、という程度かもしれません。

あなたにとって、感情や気持ちというのにはとても大切な価値があると思っていたとしても、表に出してこそ価値があるその部分の扱い方を、彼はほとんど知らない、としたら、ここに関して、あなたと彼との間にすれ違いが生まれてきてしまいます。


彼がもっと感情面でも成熟して、あなたが彼を愛するように、彼もあなたを愛するべきだと考えるのなら、そこで、関係性が行き詰まっていきます。そこに到達するまでに、彼にとっては乗り越えなければならない壁がたくさんあり、それを幼い頃から今までほったらかしにしてきたために、今の彼があります。あなたと同じように人を愛し、愛情表現をする、というのは彼にとっては非常に難易度が高いです。

壁を乗り越えられない彼を責めるのではなく、そのままの彼を愛してあげるという気持ちが、彼と一緒にやっていくためには求められてきます。普段大人に見える彼の内側にいる幼さの部分が、あなたへの愛情表現を邪魔しています。人を愛するということや、好きな人に関心を持つということは、当たり前といえば、当たり前のことかもしれません。ただ、心の中に幼さを抱えていると、それが分かりにくかったり、強い関心をあまり示せなかったりすることがあります。

自分だったら当たり前だと思っていることを、彼にそのまま当てはめると、誤解が生まれます。この人は、私のことをどうでもいいと思っているから、こんなそっけない態度を取るんだ、とか思いやすくなります。この人は私のことについて、何も感じていなくて、興味もなくて、空気のように思っているんだ、と解釈しやすくなります。彼の口から、そんなことはない、と言われても、信じにくくなります。

彼のことは好きでしょうか?
かっこいいな、と思えるような部分はあるでしょうか?
かわいいな、と思えるような部分はあるでしょうか?
彼が感情を抑えているように見えたからといって、あなたがそこに同調してしまう必要はどこにもないです。その代わり、彼が心の中で封印しているその封印の下にある柔らかいハートの部分を見ようとしてみてください。それが、彼のその未成熟な部分に寄り添うことに繋がっていきます。


彼に対して、私に分かりやすく関心を持って欲しいとか、愛情を表現して欲しいとか、私だったら当たり前のように愛する人に対して行う態度や行動を期待したくなるかもしれません。ただ、その期待があるほどに、彼の心の奥にある、幼いながらも、あなたと一緒にいることを選んでいる、彼のハートが見えなくなります。

期待を手放してあげてください。あなたが期待しているようなことが普通にできるほどには成熟できていないまま、彼は大人になっています。その代わりに、彼の幼さを理解しようとして見てください。
彼はどんなことが得意でしょうか?
どんなことが苦手でしょうか?
どんなことが上手にできないでしょうか?
できないなりに、小さなことでも良いので、彼なりにしていることがあるとしたら、それはどんなことでしょうか?
そんなことされてもちっとも嬉しくないと、彼の幼さを心の中で蹴り飛ばす前に、彼なりには今はこれが精一杯なのかな、と、そこに理解を送ろうとしてみてください。期待を手放して、その代わりに理解を選択するところで、あなたに成熟さが求められてくる部分も出てくると思います。ただ、彼と付き合っていくためには、自分自身がそこで成長していくという要素が大切になってきます。


自分に無関心のように思えるパートナーとの付き合い方、というテーマで記事を書きました。感情をなかなか表現してくれない相手と、一緒にいる中で出てくる苦労もあるかと思いつつも、そこでポイントになってくる、彼の内面にある感情面の未成熟なところを特に掘り下げて見ました。何か役立てていただけるところがあるなら、幸いです。

 

パートナーに対しての不満

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パートナーに不満や怒りを感じることがあるとしたら、どんな時でしょうか?
自分がネガティブな感情を感じるようなことを彼がしてくる場合、彼の中にどこか気遣いが足りないところだったり、未成熟な部分があったり、というところから、不満や怒りを感じるケースは多いように思っています。

女性に比べて男性はわりと感情面では鈍感だったり未成熟な人が多いかもしれません。そのため、彼に心無い言葉を言われたり、気持ちがわかっていないような反応をされることで、怒りを覚えることも女性側には多いかもしれません。全ての男性がそうだとは言わないのですが、割と男性は理屈でものを考えます。悩みや愚痴をただ聞いてもらうことや、共感してもらいたいだけなのに、理詰めでものを考えてアドバイスをしてきたり、それは君のここがダメだからだとお説教のようなことを言われたりすると、げんなりしてしまうものかもしれませんね。

それ以外にも、パートナーに不満を感じるようなケースは色々あるかと思いますが、ここで少し立ち止まって、不満がある状況を変えていくことはできないだろうか、っていう部分に注目してみたい、と思っています。


もし、不満を抱えているイマイチな状態から、もっといい状態へと変えていけるとしたら、誰かが主体的に動いて行くことが必要になります。彼がそれをやるべきだと思えるなら、より良い状態に変えることができるかどうか、の鍵を彼に委ねることになります。彼に不満を伝えて、彼がそこに耳を傾けて、変えていってくれるようなら苦労はないのですが、そうならなければ、やり方を変えることが求められてきます。

彼が悪いのに、なぜ彼は動かないの?
そんな風に考えると怒りが湧いてくるかもしれません。ただ、ここで一つチェックしてみてもらいたいことがあります。

自分が動いていない、という部分はないでしょうか?
これは何も、彼と自分の間の関係性に限った話ではないです。自分自身が自分の人生の状況をより良くするために、動いた方が良いのに動いていない、という部分はないか、といった問いかけです。

何か不満がある時というのは、自分が面白くないのを周りのせいにして、自分は何もしない、という罠にはまりやすいです。もちろん、彼に悪い部分があるから不満が出てきている、というのはあると思います。ただ、その状態は、自分が今よりも良いものを受け取って行く流れを作るためのキーとなる部分を、他の人に預けてしまっている状態です。その場合、不満がこのまま継続していくような道筋をたどりやすくなります。

今をより良くするために、自分にできることは何かないでしょうか?
私ができるのはここまで、と自分の限界を決めて自分はやらない代わりに、その部分を他の人にやってもらおうとしているような部分はないでしょうか?
本当はやった方がいいと思っているのに、後回しにしているようなことはないでしょうか?

やらないとは決めていたけれども、やらないおかげで受け取れないものに関してOKだと思えないのなら、その自分の甘さの部分と向かい合うことが求められてきます。少なくとも、自分のその甘さの部分をみて逃げたくなったのなら、彼がなぜ動かないのか、その理由に思い当たるところが出てくるかもしれません。


自分の中の甘さを手放してあげてください。弱い自分に力一杯鞭を打つのでなく、弱い自分を思い起こさせる彼を心の中で攻撃するのでもなく、甘さがあるために、自分はやらない、と自分の中で思いっきりブレーキを踏んでいるその力を緩めてあげてください。

心の中で踏んでいたブレーキは、自分を守るためのものだったかもしれません。成長するためにやらなければならないことや、挑戦することや、失敗することのリスクと向かい合わなくても良いように、ブレーキを踏んでいたのかもしれません。それらに対しての怖れのような感情があって、そこから自分の身を守るために、甘さの中に浸っていたのかもしれません。ただ、不満があるということは、ある意味では、もうその場所はただ甘いだけではなく、面白くない空間になっている、ということなのかもしれません。

やった方が良いと思えるし、やりたいとも思えることは何でしょうか?
不満がある状況を変えるために、自分がやった方が良いと思えることにエネルギーを注ごうとしてみてください。彼が変わるまで自分は動かない、ではなく、彼が動かないのはそのまま置いといて、自分は先に進む、という選択をすることができた時、その面白くない空間を主体的に自分が変えていくことができるようになります。

あなたが成長したいと願う時、それを止めることは誰にもできないです。成長することで受け取れるものがあるのなら、成長しようという強い意志を持った時に、それはあなたのもとに近づいてきます。あなたがそれを望み、意志を強くもつ限り、誰にもそれを止めることはできないです。

彼にも変わって欲しいところがあるのなら、彼を責めるというより、コミュニケーションをしようとしてみてください。ただ、コミュニケーションの場面でも、自分が一歩前に進む、という部分が重要です。彼をコントロールしようとするのではなく、彼が変化を受け取れるように、あなたがリードしてあげるような感じが良いです。相手の気持ちも汲み取りながら、自分の想いも伝えて、最終的にどうするのかは彼にゆだねる、という態度の方が良いですし、怒りや鞭を振るって彼をビシバシするばかりではなく、彼が自ら変化したいと思えるように、彼の価値をみて伝えてみたり、変化した後の良さを伝えてみたり、素直に助けを求めてみたり、なども良いかもしれません。

あなたが成長を受け取ることができたぶんだけ、パートナーに良い影響を与えることができます。彼がどうするのかは置いといて、まず自分が先に進めるぶんだけ進んで、成長を受け取って、そこで受け取れるよきものを受け取ってください。自らをその立ち位置に置いた時に、人生をより良い方向に動かしていく流れが生み出されていき、状況が改善されていく道筋をたどりやすくなります。


ただ、これをやっていく時に、自分ばっかり頑張っているような気がする、とか、何もしていない彼をみているとなんだかイライラして自分が損をしているような気がする、とか、なんだか、前に進むのをやめたくなるような気持ちが出てくるような場合は、ちょっとチェックしてもらいたいことがあります。

義務感や役割としてやっているような部分はないでしょうか?
大切なことは、自分がやりたいと思えることをやる、ということであり、彼にとって良いパートナーであろう、とするということではないです。良い子ちゃんになろうとするのは疲れます。やりたくてやっているのなら良いですが、そうしないとこの関係性がよくならないのなら、本当はやりたくないけど、仕方ないから自己犠牲してやる、という気持ちでやっていると、疲れます。その場合は、犠牲や義務感は一旦手放して、本当は自分はどうしたいのだろうか、という部分に一度立ち返った方が良いです。

成長しようとする時に、自分の怖れと向かい合うことが求められることはあります。そこに挑戦しようとする時に、感じる葛藤であったり、抵抗感と向かい合うことに疲れる、というのはあると思います。これは自己犠牲というより、自分が成長する時に直面する課題に取り組む時に求められる労力ですので、そこは、ある意味では頑張らないといけないところかもしれません。(ちなみに、抵抗感を手放せるようになると、その労力を減らすことができるようになります。)

ただ、本当はやりたくないけど、彼のためにやってあげている(本当は嫌だけど)、というところでの頑張りは、ちょっと見つめ直した方が良いかもしれません。本当は自分はどうしたいだろうか、という部分とマッチしないことを自分がやっていると、自分が受け取れるものが本当に少なくなります。振り返ってみて、それって自分が本当に望んでいること?、と考えた時に、ちょっと方向がずれているような気がするなら、本当に望んだいる方向に向かって自分が進んでいけるように、頑張りどころを変えた方が良いです。


パートナーに不満を感じている時に、自分ができること、というところに注目して今回は書いてみました。自分が主体的に状況を変えていく視点で物事をみたとき、不満があるところというのは、我慢が求められているところではなく、ただそこに課題があって改善をすることが求められているんだな、という捉え方をするところになります。彼が変わらないということに怒りを感じ続けるのに比べると、その視点で物事を見るのが当たり前になった方が、受け取れるものがあるぶん、ずっと楽です。自分の中に、不満が溜まってきているな、という気がする時に、ちょっと思い返して役立ててもらえるなら、幸いです。

 

パートナーを怒らせてしまった時

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パートナーから責められたり、怒りを表現された時は、自分の身を守りたくなるものだと思います。自分は悪くない、ということを証明したくなるかもしれませんし、あるいは、罪悪感を強く感じて、何も言えなくなることもあるかもしれません。相手が怒りを感じているのに共鳴するかのように、自分も怒りを感じて険悪な雰囲気になるようなケースも多いと思います。

男性が女性を責める場合は、理屈から入ることが多いかもしれません。怒られている側からすると、自分がダメ人間であるかのような言われ方をされたり、そのあまりの言われように、自分は愛されていないんじゃないだろうか、とまで思えることもあるかもしれません。彼とケンカのような状態になったあとで、罪悪感を感じて、自分自身に強くダメ出しをするようなこともあるかもしれません。愛する彼からの攻撃というのは、女性からするとネガティブな感情を感じやすいものだと思います。


ただ、ここで一つ気づいて欲しいのは、怒りというのは助けを求めるサインだ、という部分です。怒りを感じる時、その怒りの下には怖れや罪悪感といった人の弱さのような部分があり、自分を守るためにその弱さにふたをして怒りを表現する、といった心の動きが隠されています。これは無意識的に一瞬で起こったりもすることなので、怒っている当人もそれに気づかないことがありますが、この弱さの部分が助けを求めている部分だったりします。

あなたの彼があなたに怒っている時、彼の本当にやりたいことはあなたを攻撃すること、でしょうか?
それとも、その弱さの部分に対するケアでしょうか?
彼は意識的にはあなたを攻撃することに集中していたかもしれません。ただ、彼の無意識のレベルでは、本当はその弱さのケアをしたくて、それでも自分の弱さを見るのが怖くて、ほったらかしにしている、なんてことはないでしょうか?
彼のことをよく知り、彼を愛するあなたの目から見て、あなたを攻撃した彼の本来の姿は、どんなものだと思えるでしょうか?
もし、そこで彼の弱さの部分が垣間見えるなら、自分自身の心に問いかけてもらいたきことがあります。


彼に手を差し伸べてあげたいでしょうか?
もし、その答えがYesであるのなら、自分の身を守ることではなく、彼の心の中にある弱さや痛みのある部分の方に、目を向けることが求められてきます。

彼自身、その弱さや痛みの部分の扱い方がわからないのなら、そんなものはないという振りを普段しているでしょうし、そこを誰かにつつかれても、背中に冷や汗を流しながら、知らん顔をしているのかもしれません。ただ、あなたの目からみて、彼の中に弱さや痛みが見えてしまうのなら、ある意味では、あなたの彼との間では、そのごまかしは効かなくなっているといえるのかもしれません。

彼の弱さや痛みを見る時、あなた自身の弱さや痛みを彼に映し出してしまうのも、ときに必要なことなのかもしれません。あなたが抱える弱さや痛みは、彼があなたを責めているときに強く刺激されます。感情は共鳴します。あなたが感じる弱さや痛みを、彼も同じように感じているときに、彼があなたを責める、なんていうことがパートナーシップの間ではよく起きます。

ここで自分の痛みに浸ってしまうのではなく、自分自身を守りたい自分の弱さから抜け出して、彼に手を差し伸べることが、もしあなたにできるのだとしたら、もしくは、できるかどうかは置いといて、もし、あなたがそれをやりたいと望むのなら、そこにあなたが痛みから抜け出して行くための道のりが開かれていきます。

2人の間で、いつもぶつかることはあるでしょうか?
2人が同じところで行き詰まっていて、同じような弱さや痛みを抱えていると、そこで2人の関係性が滞ってしまうことがあります。
ここで自分の殻に閉じこもるのではなく、自分のエゴを手放して、彼の痛みに手を差し伸べることができたとき、自分自身の痛みも乗り越えて行くことができます。

大切なことはあなたが正しいということではなく、彼が正しいということでもなく、滞ってしまっている2人の関係性を前に進めて行くということです。彼の痛みを見てあげてください。愛する彼のために手を差し伸べてあげたいというあなたの想いは、自分の身を守りたいという自分の心の中にあるエゴの部分を乗り越えて行くための何よりの力になります。

痛みを乗り越えて手を差し伸べることができた度合いだけ、自分の内側にある人を深く愛することができる力に触れることになります。それがあなたと彼を繋げる絆を深めていくときの何よりの力になります。


パートナーを怒らせてしまったときに、覚えて置いてほしいことについて、今回は書いて見ました。ちょっとした小言や、愚痴なんか言われたときにはあんまりピンとこないことかもしれませんが、2人の間で強くぶつかるようなときほど、今回書いた内容は当てはまるところが多いと思っています。怒りは助けを求めるサインです。そのことだけでも、覚えて置いてもらえれば幸いです。

 

どちらかを選ばないといけないけど、どうしたらいいの?

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自分の前に欲しいものが2つあって、その両方を手に入れることができないように思える時に、どちらを選んだらいいのかわからない、といった迷いのようなものが生まれることがあります。どちらも諦めるのも、もったいないと思えるような状況であれば、なおさらそういった迷いも強くなるものかもしれません。

人生の分岐点で重要な選択を求められてくるような時にも、こういった迷いが生まれることがあります。
どちらを選ぶのが正解なのか?
片方を選んだとして、それで本当に上手くいくのか?
そんな疑問や不安が出てくると、余計に選べなくなるものかもしれません。


ここで一番大切なのは、自分がどうしたいか、です。正解があるわけではなく、どちらかの方がお得というわけでもなく、自分がどうしたいか、ということが前へと進むための道しるべになります。

本当に欲しいものは何でしょうか?
本当に欲しいものを手にするために自分はどうしたいでしょうか?
これは、どちらかを選ばないといけない、という状況に思える時に、自分の気持ちを確かめる時の重要な観点の一つです。不安や怖れが強いと、そういう部分が見えにくくなるかもしれません。自分自身に、本当に欲しいものはなんだろうか、とか、自分はどうしたいだろうか、と問いかけてみて、直感で即答してみることで、そういう部分も見えやすくすることもできます。

自分がどうしたいのかを見ていくと、どちらかを選ぶ、という以外の選択肢も見えてきます。例えば、両方とも選ぶ、という選択もあるかもしれません。その場合、最初に両方は選べないと思ったその理由の裏側にある、こだわりだったり、思い込みだったり、怖れの部分を手放すことが求められてくるかもしれません。両方とも手放す、という選択もあるかもしれません。本当に欲しいものが何かということを考えた時に、妥協としての選択肢が2つ見えているだけで、どちらもイマイチだと本当は思っているということもあるかもしれません。自分自身、本当はどうしたいだろうかという部分が、どうしたらいいの?、に対して答えを出していく時の一番の基準になります。

例えばもし、どちらか片方を諦めるという選択をするのであれば、ただ、諦めるのではなく、その向こう側にある、なぜそれが欲しかったのか、という自分の気持ちの部分を見つめてみても良いかもしれません。諦めるものは、本当に欲しかったものというよりも、本当にたどり着きたい場所にいくためのただの手段だったとしたら、他の手段でそこにたどり着けれれば、それは諦めたというよりも、ただ、手段を変えることが求められるだけです。手段を変えて、一旦は手放したそのもう片方のその部分を受け取ることも模索して見ても良いかもしれません。


何かしらの答えを自分なりに出して、何らかの選択をしたら、そこに自分の力を100%注ぎ込んでください。どうしたらいいのかを決めたら終わりではなく、そこからが始まりです。自分はこうしたい、と自分が選択したその決断に忠誠を誓って、その道のりを進んでいくことに100%の力を注ぎ込んでください。

一番苦しいのは、やりたくないという想いだったり、怖れや不安だったり、迷いを心に抱えているために、100%の力を前に進むことに注ぎ込めず、一歩も前に進めない状態になっているときです。この時、何もしていなくても自分の心の中では、前に進んでいこうとする力と、自分を押しとどめようとする力がぶつかり合うので、心はすごく疲弊します。結果が何も出ないことから、自分の力をとても小さく感じますし、力が小さいために思い通りにならないことがたくさん出てくることから、すごく不自由な感覚も出てきます。

100%の力を注ぎ込んで、本気で前に進むことに注力した時、分散していた自分の力の方向を1つにすることができ、葛藤があるために生まれていたこの不自由さから自分自身を解き放ってあげることができます。やるべきことと、やりたきことが自分の中で一致している状態を作り出すことができ、心地よく行動でき、心地よく前に進んでいく感覚を受け取ることができます。

大切なことは、どちらか片方を切り捨てるということではなく、自分の力を100%集中させるということです。ああでもない、こうでもない、と分散していた自分の心の力を統合して、一つの方向に向けた時に感じる自由さをそこで受け取ってください。

一つの方向に自分の力を100%集中できた時に、道が開かれていきます。そこでいろんな課題と直面することもあるかもしれませんが、それらをクリアしていくためにも、自分の力をそこに集中させるということがとても重要になってきます。

課題をクリアしていくことで、自分の成長を受け取ることができたり、前に進んでいく感覚が出てくることから達成感が何かしら出て来たり、など、そこでは今まで受け取れてこなかったものも受け取れる部分が出て来ます。そのためにも、最初の方に書いた、自分がどうしたいのか、という部分を決めて、選択する、ということが大切です。その部分がないと、100%の力を注ぎ込む、という次の本当に大切なステップに進めないです。自分はどうしたいのか、に反することに力を入れることは相当困難ですし、選択していない状態では、どこに力を注ぎ込めば良いか自分でもわからなくなります。


どちらかを選ばなければならないけど、決めきれないような時のことについて、今回は描いて見ました。自分はどうしたいのか、ということを自分自身に問いかけた時に、なかなか答えが出なかったり、そこで答えが何かしらあったとしても、踏ん切りがつかないために、選択するまでに時間がかかることもあるかもしれませんが、それは、自分自身を見つめることが今求められている、と言えるときかもしれません。

 

浮気した彼を許したつもりだけどモヤモヤする

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浮気をされた場合、その体験というのはひどく心を痛めるものですし、彼を信頼していた度合いだけ、そのショックというのは大きいものだと思います。彼との別れを選ぶ方もおられると思いますが、もし、別れを選ばないなら、もう二度と浮気をしないということを彼に約束させたとしても、なんだかモヤモヤしたような気持ちを抱えやすいものかもしれません。

浮気した彼が、相手の方になびくのではなく、自分の方に戻ってきてから、彼との関係は前と同じような感じでしょうか?
それとも、以前とは少し違う、なんだか微妙な後味の残るような感じになっているでしょうか?
モヤモヤしたような気持ちを抱えているのであれば、それは少なからず彼には伝わるでしょうし、彼自身それに対して何も言えない立場、と言えるかもしれません。

信じていたのにどうして浮気をしたの?
本当にもう浮気はしないの?
彼を責める言葉や疑う気持ちが、泉のように心の中から湧き出てきて、どうしようもない気持ちになるものかもしれません。彼にその全てを受け止め切るだけの余裕はもうないかもしれません。

ここで別れを選ぶ人もいらっしゃると思いますが、もし、別れを選ばないのであれば、そこから一歩踏み出してくことが求められてきます。彼と一緒にやっていこう、と選択をされるような方に向けて、そこから一歩踏み出すのであればどうしていくのが良いのか、ということを今回は書いていきます。


彼との関係の継続を選択するのであれば、自分が抱えているモヤモヤした気持ちを整理していくことが求められてきます。
なぜ、自分がこんな嫌な気分になるのか?
という部分です。もちろん、それは、彼が悪いから、と言えるかもしれませんが、ここで、彼を責めることを続けていくと、本当に気が滅入ってしまいます。彼を責め続けるということは、自分の心の中に苦しみを生み出すこととなり、それは自分自身のためにならないです。

心の状態として、まずはこれを目指してみる、というのはいかがでしょうか?
「彼の浮気は今後一切許容しないけど、彼を疑い責め続ける苦しみからは自分自身を解放してあげる。」
そのためには、彼を責め続けることへの執着を手放すことが求められてきます。執着を手放すのは彼のためではなく、自分のためです。それができないなら、彼との関係の継続は、自分自身にとって苦行のようなものになります。

一度でも経験した彼からの裏切り。そこから生まれてくる彼を責める気持ちを手放す、ということはとても難しいことかもしれません。自分の内側から次々に溢れてくるネガティブな感情を水に流していくためには、一度だけではなく、何度も何度もそれらの感情を手放していく必要があるかもしれません。ただ、もし、彼を責める気持ちを手放すということをやっていった時に、この硬直しているような彼との関係性を前に進めていくことができるのだとしたら、やってみたいと思えるでしょうか?


やってみたいと思う方向けに、①〜⑥のステップに分けた心のエクササイズを用意しました。①〜③が準備で、④〜⑥が実行、という感じにしています。じっくりやるとそれなりに時間がかかると思いますので、時間がある時にやるのが良いと思います。③と④の間に休憩を入れるのもありです。
エクササイズをこなすのに意味があるのではなく、やっていく時に感じる自分の感情がとても大切です。執着を手放す時に、自分の感情の動きを感じてあげて、そこで、心の中の痛みが解放されていくことを感じてあげてください。特に感謝を伝えるところで、感情が動く方もおられると思います。その中で、浮気をした彼と、どうしてまだ継続していきたいと思っているのか、という自分の感情の本音の部分にも触れてみてください。

①執着リストを作る
彼を責める言葉はたくさん出てくると思いますが、まずはそれを何かに書いて、執着しているもののリストを作ります。書くのは紙でもスマホでもパソコンでも、後で自分が読み返せるのならなんでもOKです。

②感謝リストを作る
彼に感謝できるものを出してみてください。これも同じく何かに書いて、感謝のリストを作ります。

③執着を手放す代わりに受け取るものを考える
彼を責める言葉を手放す代わりに受け取るものを考えてみてください。これも何かに書いてください。これは1つだけでも良いです。

④執着を手放す
執着リストを見て、手放すことにトライしたいと思うものを、1つ選択して、こう自分に問いかけてください。
1. これを手放せますか? -> はい、いいえで答える。
2. これを手放しますか? -> はい、いいえで答える。
3. いつ手放しますか? -> いつ手放すのかを答える。
1〜3を繰り返して、彼を責める言葉の重みが少しでも軽く感じられたら、リストから次のものを選んでください。リストの最後までこれを繰り返してください。

⑤感謝を伝える
心の中で彼の姿をイメージしてください。そして、用意した感謝リストの言葉を、イメージの中で彼に伝えてあげてください。

⑥心の中で宣言する
メモしてある「執着を手放す代わりに受け取るもの」をみて、こう宣言してください。
「私は、彼を責める気持ちを手放す代わりに、XXXX、を受け取ります。」
(XXXXのあたりには、自分で考えた「執着を手放す代わりに受け取るもの」を当てはめてください。

エクササイズをやって少しでもスッキリとした感覚を感じてもらえると幸いです。このエクササイズをやった後も、彼を責める気持ちがモヤモヤと出てくることはあると思います。その時に、④の執着を手放す、というのをもう一度やってみるというのもおすすめですし、⑤や⑥をやった時に、自分が感じたことを思い起こして、もう一度、執着を手放すということを決意する、というのも良いと思います。

エクササイズを使って、自力で手放していくことにトライする、という以外にも、誰か親身になって聞いてくれる友人がいるなら、話を聞いてもらう、というのもおすすめです。心の中に抱え込んでいるよりも、自分のモヤモヤした気持ちを言葉で表現することで、感情を整理していくことができます。


彼との関係性を一歩前に進める、という時に、もう一つ押さえておきたいポイントがあります。それは、彼の隠れた不満の部分です。例えば、こんな会話があるかもしれません。
Aさん「いつも私からばっかり色々と言っているかもしれないけど、私に不満とかない?あったらいってね。」
Bさん「う〜ん、、、、別にないよ。」
この会話から、Bさんにとって、Aさんが完璧なパートナーなのだろうな、と思えるでしょうか?それとも、Bさんが何も言わないだけ、と思えるでしょうか?
言わないけれども実は不満がある、とか、あなたに言うとあなたを傷つける、とか、こんなこと言うべきではない、とか、不満を言うとそんなことを言う自分がダメな気がする、とか、言わない理由は星の数ほどあるかもしれません。

ただ、ここで大切なことは、言われないとあなたも気づけないものがある、と言う部分です。相手が口にしなくて、あなたも知らない不満が、あなたの知らないところで自然と解消されていくなら良いですが、浮気という形で解消されていたのなら、これは、問題です。あなたとの関係性で満たされていない不満や不足分を、浮気相手で彼が満たそうとしたのだとしたら、そこに関して、あなたが彼からあてにされていない、ということが2人の関係性の中でネックになっている可能性があります。

本当は、こうして欲しかったけど、あなたに言っても、、、、と彼が思っている部分があるとしたら、何でしょうか?
もしかしたら、あなたは彼が本当にほしいものを、それはできないよって断固として断っているのかもしれません。あなたが不満を口にして、彼がそれを解消した、というものの中に、もしかしたら、彼が本当はやりたかったことを犠牲にしている部分があるのかもしれません。彼の中にある、実は満たされたいと思っている不満や欲求や依存の中で、あなたがサポートできるような部分はないでしょうか?

例えば、2人の関係性の中に、義務や役割のようなものがあって、それが関係性を重たくしていたり、硬直させているような部分があるなら、そこを変えていく、というのも彼の不満を解消していくことに繋がっていきます。

もし、あなたが今まで与えてこれなかった、彼が本当にほしいものを少しでも与えていくことができるなら、彼にとって、あなたと一緒にいることがより居心地がよいものになる、ということであったり、あなたが彼にとってより魅力的になる、といった、浮気前よりもより良くなっている要素を今の関係性に加えていくことができます。


浮気した彼を許すということを選択した時のことを、テクニック的なことではなく、感情面のケアというところにフォーカスして書いてみました。彼との関係を継続していくというのも、苦しい選択と言えるかもしれませんが、そこでここに書いたことを少しでも役立てていただけるなら幸いです。

 

セドナメソッドについて
「手放せますか?→はい/いいえで答える。手放しますか?→はい/いいえで答える。いつ手放しますか?→答える。」の部分はセドナメソッドを使っています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。

新版 人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド

新版 人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド

 

セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。

The Sedona Method | Heal Yourself by Letting Go | Official Site

 

自分のコンプレックスをパートナーに愛してもらう

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コンプレックスのようなものがある場合、彼や彼女など自分のパートナーからの愛情を受け取る上で、ちょっとした不安が出てくることがあります。
自分のコンプレックスを彼は受け入れてくれるだろうか?
それとも、コンプレックスの部分は避けるような反応をされるだろうか?
自分が気にしている度合いだけ、その部分というのはとても気になってきます。

自分のコンプレックスの部分を相手に話した時に、「全然気にならないよ」とか「そんなの関係ないよ」みたいな反応を期待するものかもしれませんが、自分の期待を裏切るかのような反応が返ってきた場合には、すごく傷つけられたような感じがしてしまうものかもしれません。

これをパートナー側の視点から見ると、どういう感じになると思えるでしょうか?
コンプレックスのある部分は、あなたにとっては地雷のような部分になります。あなたのパートナーは、コンプレックスに関係した話になった時には、その地雷が埋まっている場所を慎重に歩くことが求められます。ただ、ここで彼がちょっと対応を間違えて地雷が爆発してしまうと、あなたはおそらくこう感じます。
「私は愛されていない。」

彼が地雷を巧みに避けるハンターのような男性の場合、あなたを愛していようがいまいが、うまく地雷を回避できるかもしれません。ところが彼が不器用だったり、鈍かったり、感情の扱い方に疎い男性だった場合、あなたのことを愛していたとしても、彼は地雷を踏みやすいです。相手が地雷をふむ限り、あなたの基準でいうと、彼はあなたのことを愛していない、と感じてしまい易くなります。

そうすると、あなたには悪気もなければ、意識的に何かやっているつもりもないのに、まるで彼の愛情をテストしているかのような感じになります。隠れた形であれ、あなたにパートナーをテストしたくなる気持ちがある場合、あなたのコンプレックスは、彼の本当の気持ちを感じて受け取るための、あなたのセンサーを狂わせてしまいます。


あなたは、パートナーのことを愛したい、でしょうか?
たぶん答えは、Yes、だと思います。愛したいも何も、愛してますけど、なんて思う方もおられるかもしれません。

地雷原を歩いているパートナーに愛情を送るとしたら、あなたにできることは何でしょうか?
できることなんて何もない、でしょうか?
地雷原を作ったのはあなたです。できること、、、、本当に何もないでしょうか?

恋愛では、私たちは自分が傷つくことを怖れます。そうすると、相手を愛することよりも、自分を守ることに目が行きがちになります。愛と感謝って忘れてしまいがちですが、自分の身の安全を忘れることはあんまりないです。

ただ、パートナーとの関係性の中では、わりとここは問われてきます。自分の心を守ることを優先するか、それとも、パートナーへの愛を優先するか、この2つの選択肢が、2人の関係性を方向付ける分岐点に訪れることもあります。


コンプレックスは自分の評価を自分で下げさせるものです。
こんな自分からの愛情を、パートナーは本当に受け取ってくれるだろうか?
そんな怖れを抱かせるものです。
相手を愛するということは、どこか自分の全てをさらけ出すような、無防備になるような感じがするかもしれません。自分が相手を愛したとして、相手から愛はかえってくるのだろうか?そんな怖れを抱かせるものかもしれません。

パートナーがあなたのコンプレックスの部分をどれだけ受け入れてくれるかは、パートナーにしかわからないことです。ここの部分は、パートナーにゆだねるしかないです。あなたのコンプレックスの部分を愛するかどうかは、パートナーが決めることで、そこをコントロールすることはできないです。

コントロールできたとしても、その時、あなたはこう思うだけです。
「私がXXXしたから受け入れられただけで、そうしなかったら、この人は私の元を離れる。」
たぶん、それはあなたにとってあんまり嬉しくないものです。

そこで勝ち取ることができる恋愛の世界は、愛情はギブアンドテイクで扱われるもので、恋愛のテクニックが重要で、あなたのコンプレックスという弱点には価値がなく、弱点をいかにカバーするかにあなたは必死になる必要があり、相手からの愛情を、努力と才能で勝ち取らなければならない駆け引きが求められる世界です。付き合う前か、あるいは恋愛の初期の段階では、そういう要素もある程度はあるものかもしれません。ただ、相手と絆を深めていきたいという段階にいたっても、まだその世界観にどっぷりと浸かり続けるのは、あんまりお勧めできないです。

コントロールしようとするのではなく、あなたを愛そうとするかどうかを、パートナーにゆだねてください。その代わり、あなたにできるのは、パートナーを愛そうとすることだけです。そのとっても無力な状態に入っていって、パートナーにあなたを愛するかどうかゆだねて、そこでパートナーがあなたを愛するという選択をした時に、どれだけ嬉しいかを想像してみてください。

そこで求められるのは、あなたのコンプレックスをあなたのパートナが愛するかどうかを、あなたがテストするという意識ではなく、あなたの愛するパートナーにどれだけ信頼を送るかが問われてきます。あなたが疑えば、それはパートナーに伝わり、パートナーの中にあるあなたを愛することを選択したい、という意欲を確実に削いでいきます。

パートナーにテストや疑いを差し出すのではなく、あなたの心の傷をパートナーに差し出してください。相手をコントロールしてなるべく安全な状態を作り出したいといった自分を防衛する意識は一旦脇に置いて、パートナーがあなたを愛するかどうかをパートナーにゆだねてください。そこでは、パートナーはあなたの中にある地雷を怖れる必要がないです。ただ、あなたを愛することを選択したら、あなたがそれをとっても喜ぶんだろうなあ、ということがパートナーにわかるだけです。この時あなたは、あなたのコンプレックスをパートナーに愛させてあげることができます。


パートナーからの愛情が欲しい時、私たちに求められるのは、相手を愛することと、相手を信頼して愛を受け取ることです。テクニック的なものはその時邪魔になることがあります。上手くいったとしてもそれは私がそうなるように仕向けたから、というコントロールしたという意識が、愛情を受け取りにくくするからです。絶対に人をコントロールするようなことはしちゃダメですよ、ということまでは言うつもりはないのですが、愛するパートナーとの間には、できるだけ、コントロールは持ち込まない方が、二人の絆は深まります。