心鈴泉-心理学とカウンセリング

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不公平感を手放す

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自分ばかりが損をしていて、何か不公平な感じに思えるようなことはあるでしょうか?
ときに私もそんな状態に陥ることがあります。ちょっと時間を置いて、その時の状況を思い出してみると、、、、だいたいむすっとした表情をして怒っていて、周囲に良からぬ雰囲気を漂わせています。あとで思い返してみて、そんなに怒らなくてもよかったかな?、なんて思ったりもします。

みなさんはどうでしょうか?
ごく最近でも、ちょっと前の話でも、何かしら不公平感を感じたようなことはあるでしょうか?

不公平を感じている時というのは、どこか、公平であるのが当たり前、という感覚があって、何をもって公平であるのか、というのが、独りよがりの基準になっているようなことも、ときにあるものかもしれません。ある意味では「こうなるのが当然」という期待や自分のルールのようなものを基準にして、怒りや不満を感じている状態、なんていう解釈もできるかもしれません。


受け取れるものを変えれるように、何かしらの切り替えのようなものができると、違う結果を受け取れるようになります。態度を変える、行動を変える、環境を変える、人間関係を変える、などなど、自ら変化を作り出すことができたときに、受け取るものは変化させることができます。

間違ったことをまかり通させた方がいい、ということを言いたいわけではないのですが、不公平さを作り出しているように思える問題のある人を批判したり、その人をなんとか変えたい、という気持ちは一旦脇に置いといて、自分が感じている不公平さに対する怒りや不満に執着するのではなく、まずは、もっとより良いものを受け取れるように自分自身を変化させる、という選択肢、についての話をしたいと思っています。

不公平を作り出しているように思える人や状況に対してどう働きかけるか、というのにも、いろんな選択肢があると思いますが、ここで鍵になってくるのは、自己の正当性ではなく、主体性、です。

不公平さを感じている裏側にある、自分の思っている通りになっていないことに対する怒りや不満。そこに意識を集中して、モヤモヤしているだけで息苦しさを感じ続けるよりも、どう変化を生み出していくかに意識を持って行った方が、自分自身を楽にさせてあげることができる、という話をしたいと思っています。その方が、不公平感を手放しやすくなります。

 

例えば、怒りや不満の裏側に隠れている期待を手放して、その代わりに目標を設定する、というのもおすすめです。

目標自体が、誰かから何かを奪う、ということであったり、自分だけがより多く何かをもらう、というようなものはまた別の問題を作り出すので、できれば避けたほうがいいです。自分の成長につながるようなもので、自分自身が望んでいる結果につながるようなものを目標にすること。そのためには、自分がどうしたいのかを軸にすることが大切になってきます。

自分がどうしたいのか、ということを中心にして物事を見ると、不満や怒りをベースにして周囲をみるよりも、よりシンプルな見方ができるようになります。誰かに何かを言われた、とか、何かをされた、といったことを中心に物事を見るのではなく、自分自身がどうしたいのか、ということをベースにして、やりたいことに向けて何かを試みて、その結果を受け取る、ということが中心になっていきます。


ただ、何かを試みたとしても、不公平感がある状況が急に変わるわけでもないと思います。期待を手放すといっても、面白くないものは面白くない、、、、そういう感覚をどうしても抱えてしまうものかもしれません。

だから、状況をどうこうしようとするというよりも、まずは、自分を大切にして、満足感を感じられるようなものを取り入れることに意識を持っていくのがおすすめです。自己犠牲的な行動パターンがあるのなら、犠牲をできるだけ手放して、体や心に負担がかかっている状況を解消していくこと。

自分がどうしたいのか、ということを軸にして考えていくと、そういった部分で後回しになっているようなことも、見えやすくなってきます。自己正当性を証明するために、誰もやっていないような細部にこだわったり自分自身も苦しくなっているようなところや、どこか空回りだけしているようなところにも、気づける部分があるかもしれません。


不公平さを感じているとき、周囲の状況に自分の感情が振り回されてしまうのはとても辛い状況です。そういうときほど、自分がどうしたいのか、という部分に注目すること。

自分がやりたいことを軸にして、自らが変化を作り出しているように意識を切り替えていくということができたほうが、より楽な自分を受け取れるようになります。

楽な自分を受け取るための1つの選択肢として、主体的な行動をとることができるほどに、自分自身の周囲に対する良い意味での影響力は増えて行きます。その方が、周囲に対して働きかけて、不公平感のある状況を変化させていく、ということにも良き流れがより生み出しやすくなっていきます。