心鈴泉-心理学とカウンセリング

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思考の癖を修正する

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自分の思考の癖のようなものを変えたいと思ったことはあるでしょうか?
いくつか例をあげるとこんな感じです。
・〜しなければならない、とか、〜するべき、とか、〜であるべき、といった考え方で自分に厳しくしすぎたり、自己否定をしてしまう。
・自分に厳しいだけではなく、他人にも厳しくあたってしまうことがある。それで周囲からの反感をかったり、相手を精神的に追い込みすぎたりする。
・ネガティブなことを考えやすい。
・他人の意見を受け入れにくく凝り固まった考え方ばかりをしている。
・凝り固まった思考に自分自身が縛られて、生きづらさのようなものを感じたことがる。

長年染み付いた思考は、基本的な考え方や思考のベースになるものとして、自分の内側に深く根付いている感じになりやすいです。それは自分の内側にある他の思考や、身についた様々や習慣とも密接に繋がっており、そこを変えようとすると、他のものも一緒に変えることが求められてきます。逆の見方をすると、そういった思考と一緒にいろんな思考や習慣をごっそりと変えることができると、自分自身を大きく成長させることもできます。思考を変え、習慣を変え、普段の行動を変えると、自分自身が受け取る現実が大きく変わるというのを体験したことのある方もおられるかもしれませんね。


思考の癖を修正することができるなら、やってみたいと思えるでしょうか?
思考を変えようと決意したのに、また元の思考が戻ってくるという、残念な体験をしたこともある方はおられるでしょうか?

私も体験したことがあるのですが、自分の中に根付いている他の思考や習慣が、元の思考に戻そうという力を出してきますので、思考を変えることに対して、自分の内側から抵抗してくるためでもあるのですが、深く根付いているものほど、思考を手放すということを再度繰り返す、ということが求められることがあります。

思考の癖を変える、もしくは、思考を変える、という時に、この抵抗感のようなものと少しお付き合いすることが求められることがあります。もし、こういった残念な体験を作り出す、厄介な抵抗感をも乗り越えて、思考の癖を修正することができるとしたら、やってみたいと思うでしょうか?


手放したい、と望むことが、最初の第一歩です。思考の癖を修正するとして、どんな癖を手放したいでしょうか?
思考を変えるとして、自分の中のどんな思考を手放したいでしょうか?
自分の望みを明確にして、心の中で口にしてみてください。願望を抱くことが、そのスタートになります。


手放すことに抵抗感を感じている部分はあるでしょうか?
もし、本当に抵抗がなければ、思った通りにそのまま思考を変えることができます。ただ、思考の癖を修正したいと思っても、なかなかうまくいかなかったり、本当にできるんだろうか?、という疑いのようなものを感じたとしたら、自分の心の中に、思考の変化をブロックしている部分があるということを意味しています。

自分の思考を変えたいと自分は本気で思っているけど、なかなか変わらない、としたら、自分の心の中に潜んでいるブロックに気づくことが大切です。思考を手放したいという願望を抱いているのと同時に、手放すことに抵抗している部分が自分の内側にあるのかもしれない、という可能性を考えてみてください。例えば、こんな質問を自分に問いかけることで、そのヒントを得ることができるかもしれません。
・その思考を手放すことにデメリットがあるとしたら、どんなものがあると思えるでしょうか?
・その思考を手放すことに、不安感や怖れなど、ネガティブな感情を感じることがあるとしたら、どんなものがあると思えるでしょうか?
・その思考を持ち続けていることにメリットがあるとしたら、どんなものがあると思えるでしょうか?
・その思考を持ち続けていることで、安心感や安定感のような、自分にとってプラスになるような感情を感じることがあるとしたら、どんなものがあると思えるでしょうか?

思考を手放したいけどできない、と思っているよりも、本当は思考を手放したくないという想いもある、と自分のことを認識できている方が、思考は手放しやすくなります。「できない」ではなく、本当は「やりたくない」という部分もある、ということを自覚するということは、私たちが思考を変化させていくための大切なプロセスです。そのプロセスをクリアできた時、私たちは、無意識に沈んでいた自分の無自覚な思考を、意識上に拾い上げていくことができるようになります。

そして、その抵抗感を抱いている自分を否定するのではなく、抵抗感を感じている自分にOKを出してあげてください。ああ、本当は嫌なんだな、って。ただ、自分自身の内側にある、変化に抵抗している部分を認めてあげてください。抵抗感を封印しようとするのではなく、その抵抗のある感覚をただ感じて、ただ認めてあげてください。否定するほど、抵抗は強くなります。まずは、その部分をあなたが受け止めてあげてください。


抵抗感を認めることができたら、次に、その抵抗感を手放すことができるか、自分自身に問いかけてみてください。
抵抗を手放すことはできるでしょうか?
それを自分に問いかけた時、抵抗を手放すこともできるし、抵抗を手放さないこともできる、という選択の自由をあなたは感じることができます。抵抗をやめたくないけど、やめようと思えばやめれる。やめるか、やめないかは、自分が選べるんだ、という感覚を感じてみてください。「できない」と思っていた時は、この選択の自由がないです。「できない」ではなく「やりたくない」という理解ができて初めて、この選択の自由が生まれます。
あなたは、どうしたいでしょうか?
抵抗し続けることもできます。もしかしたら、先延ばしにしても構わないかもしれません。
あなたは、本当はどうしたいでしょうか?
自分に問いかけてみてください。もし、抵抗を手放せると思えるのなら、そしてもし、抵抗を手放したいと思えるのなら、今、抵抗を手放すという選択を心の中でしてみてください。


思考の癖を直すとして、どんな風に直したいでしょうか?
古い思考を手放すとして、新しい思考として、どんなものを受け取りたいでしょうか?
長年染み付いた思考の癖。この癖を手放すとして、空いたスペースに、代わりに何を入れたいでしょうか?
よくあるのは、一度手放して空いたスペースに、同じものがすっぽりと入ってしまう、というパターンです。
せっかく開けたスペースに、また同じものが入ってこないように、代わりにもっと良いものを入れるとしたら何がいいと思えるでしょうか?

あなたがやりたいことを入れたほうが良いです。あなたがあなたのために決める新しい思考。どんなものがいいでしょうか?
正しいものを入れようと考えるよりも、あなたにとってしっくりとくるものであったり、あるいは、あなたにとって面白さや楽しさを感じるようなものを入れたほうがいいです。こんなことやってみたらどうなるんだろうって、あなたにとってワクワクするようなものを入れるのもいいかもしれませんね。

例えば、ネガティブな感覚や古い思考の癖がもう一度出てきたときに、それを天に委ねるようなイメージを描く、なんていう手もあります。どうしたらいいんだろう? とか なんでいつも自分はこうなんだろう? なんて自分で抱えて考え込んでしまうのではなく、丸ごと天に任せてしまうイメージ。なるようになる、なんて、少し気楽に肩の力を抜いて、流れに身をまかせるような感じです。そうするのががいい、と言いたいわけではなく、ヒントの一つとして参考にしてもらえば、と思います。

自分なりの思考の修正を、いいなと思えると思えるものを、ゆっくりと考えてみてください。あなたなりに創造してみてください。古い思考の癖に変わる、あなたらしい新しいものを。新しく創造したものが自分にとって魅力的であるほどに、自分がそれをベースに行動したいという意欲がわきます。その意欲が思考の癖を修正して新しいものを根付かせていくための原動力の一つになっていきます。


抵抗感を手放せている感じがしたら、修正したいと思っている癖を手放すことができるかどうか、自分自身に問いかけてみてください。
癖を手放すことはできるでしょうか?
抵抗感を手放せた感覚があるのなら、癖を手放すことに関しての難易度のようなものは、少し下がっていると思います。人によっては、グッと下がっている感覚を抱くと思います。思考を変えることができる可能性を感じていただけたら幸いです。あなたの思考なので、変えるか変えないかを決めることができるのは、あなただけです。もし、思考の癖を変えることができると思えるのなら、そして、思考の癖を変えようと思うのなら、今、思考の癖を修正する、という選択を心の中でしてみてください。


思考の癖を修正するときに、もう一つ、もし可能なら、取り組んだ方が良いのは、新しい習慣を身につける、ということです。思考の癖を修正して、新たなものを取り込んだものを、あなたの中に定着させるために、繰り返し行う習慣のようなものを取り入れることはできるでしょうか?
繰り返し行うことは、自分の中にその新しいものを定着させるのに役立ちます。もし可能なら、自分にできそうなことで、しかも、何か面白かったり楽しかったり充実感を感じれるようなことで、新しい思考を定着させるためにできる新しい習慣を何か身につけることはできるでしょうか?
新しい習慣を取り入れるということも、もしよければ、試してみてくださいませ。