心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

都合のいい女

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恋愛において対等な立場でお付き合いをしているのではなく、男性の方に主導権があるという場合に、男性側が女性側を利用しているような感じになることがあります。男から見て、都合のいい女、みたいになってしまう感じかもしれません。彼のことが好きで、捨てられたくないという想いから、彼女の方が本当はやりたくないことも犠牲的にやってしまっていると、そういった関係性になりやすくなります。

彼に感じられる魅力と、自分の魅力を比較して差が大きいように感じていると、そこを埋め合わせるようなことがしたくなることがあります。例えば、なるべく相手の都合に合わせるようにしたり、金銭的なことは自分が多めに負担したり、性的なことも含めてなるべく彼の要望を嫌でものむ、などです。ここで、自分はあんまり魅力的ではないから、こういうことをしてあげないと関係が持たないような、自分はその程度の女なんだ、と思っていると、自分自身を軽く扱っているのと同じように、彼からも軽く扱われるようになり、相手から見てあまり魅力的ではない女性、になっていきます。

魅力的ではないが、都合はいい、と男性から思われて、そういう扱いが当たり前になると、女性にとっては、あまり歓迎したくないことが起きることもあります。他の女性の存在が見え隠れしたり、犠牲的なことを強要されたり、自分の話をちゃんと聞いてくれなかったり、わけのわからない理屈を押し付けられたり、などです。

ここで重要なのは、その関係性を作り上げたベースには犠牲がある、というところです。自分のことを低く扱って犠牲的なことをすると、そういう関係性を作り上げやすくなります。男性側の問題もあるかもしれませんが、自分を低く扱って犠牲的なことをする傾向が強いと、都合のいい状態を好む男性をひきつけやすくなります。


都合のいい状態を好む男性と付き合いたいわけではないのに、魅力を感じる男性は、そういうタイプばっかりだった、ということもあります。自分の中でも割り切った付き合いのような、お互いにお互いの都合のいい感じで付き合いたい場合には、そういう相手をひきつけやすくなります。実際、本音のところでは、自分もそうしていたいところがあるのなら、それはある意味、自分の望んでいる状態、と言えます。

都合のいい女なんじゃないだろうか、と思い悩んでいたところ、自分にとっても今の状態が実は一番メリットがある、ということは往々にしてあります。よく考えてみたら、自分もこれ以上関係性が進むことを望んでいなかったり、相手のそのありようが、自分にとっても都合がいい、という状態だとしたら、今の状態は、自分が望んでいることから招き寄せられた結果、かもしれません

ただ、もしかしたら、本音のところでは、もっと繋がりたいと思っている部分があったり、もっと愛したいし、愛を重ねていく中で絆を深めていきたいけれども、怖くて前に進めない、という部分もあるかもしれません。次のステップに進んでいきたいけれども、怖いから、あえてそれをしなくても良い相手を選んでしまっていたり、本当は一緒に前に進んでいける相手なんだけれども、怖れがあるために、お互いに前に進まないように足の引っ張り合いをしている、なんてこともあったりします。

本当はどうしていきたいでしょうか?
しばらくは今のままで良いと思うなら、今のままでも良いですし、ただ、本当をいうと、前に進んでいきたいと思えるのなら、次のステップに進むための勇気のようなものを持つことが求められてきます。


お付き合いしている人に、都合のいい女として扱われているようなケースでは、相手を変えようとするのではなく、相手が変わらないとしたら、自分はどうしたいのか、という部分がとても大切です。このまま付き合いたいと思うなら、関係性を維持するようなことはある程度求められてきます。今のままの状態が、維持されるような感じです。

ただ、彼にこだわるのではなく、対等の関係でパートナーシップを組む、ということを心から望むなら、今の彼との関係が維持されるかどうかはおいといて、自分がやってしまっているこのパターン、、、、自分のことを低く扱って犠牲的なことをする、という部分を変えることが求められてきます。

彼が自分のことを都合のいい相手としか思っていない場合、このパターンを変えた後、おそらく彼は離れていきます。離れていくときに彼はあなたにもう一度犠牲をするように言葉巧みに責めてくる可能性が高いですが、その結果は、ある意味では、あなたにとって、彼はその程度の男だった、という証明になります。犠牲をやめるのだとしたら、都合のいい女でないと付き合ってくれないという男性は、あなたにとって、価値が高いと言えるお相手ではないです。

彼に気持ちがある場合、、、、あなたがパターンを変えて、もう犠牲をしてくれない女になっても、付き合いたいと思うような場合なら、あなたがパターンを変えても、彼はあなたの元に残ります。そこでは、対等の関係でパートナーシップを組む可能性がひらけてきます。もし犠牲をやめるのだとしたら、彼との関係性をどう変えていきたいでしょうか?


都合のいい女、というテーマについて、今回は書かせていただきました。いろんなケースがあるので、実際にはお話を伺ってみないと具体的にはどうするのがいいのか、というところは、人によって違ってくると思っています。ただ、自分を低く扱って犠牲をしていると、都合のいいように扱われてしまう、というところは、意識しておいた方が良いかと思い、そこを掘り下げて書きました。自分の中で、彼に対する依存心が強い場合にも、ここに陥りやすくなります。その場合には、彼への依存を手放していくということも、彼との関係性をよりよくするために求められてきます。

自分は、都合のいい女になっていないだろうか?、なんてふと思った時に、ここに書いたことをちょっとでも役立てていただければ、幸いです。