心鈴泉-心理学とカウンセリング

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罪悪感を感じさせられる

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ある特定の人と話した後に、まるで自分が悪いかのように思えることが多い、という経験はあるでしょうか?
私にもそういった経験はありますが、そうするとその人と接するのがとてもおっくうになってくるのではないかな、なんて思っています。

相性が悪いように思える相手とは、できるだけ心理的な距離を取ることで、自分が感じるストレスを軽減することができるものですが、相手のことはさておいて、ちょっと意識してほしいポイントが1個あります。

それはこの「自分が悪い」という感覚のルーツになっているのは、何でしょうか、という部分です。


「自分が悪い」という感覚は、罪悪感、なんていう言葉で表現したりします。正直あんまり見たくない部分、かもしれませんが、人と接しているときに何か言われたことで、罪悪感を感じる、としたら、、、、、
相手から言われる前に、自分の中でつつかれたくないポイントというのが最初からあって、そこをつつかれるから痛い、ということが、心の中では起こっています。

責められる前から、実は自分でもその部分を責めていた、という言い方もできるかもしれません。自分でも責めているような部分を誰かに突かれた場合、精神的なダメージを受けやすく、それは、自分の弱点のような感じになりがちです。

特的の人と話していると、まるで自分が悪いかのように思える、ということであれば、もしかしたら、その人は弱点を見つけて、そこをつつくのがうまい人、なのかもしれませんし、あるいは、その人にそんなつもりはなくとも、その人の行動パターンが、あなたの罪悪感を刺激しやすいもの、になっているのかもしれません。


罪悪感を感じる、ということは、自分で自分を責めている部分がある、ということですので、その、自分を責める、ということを手放すことができると、同じことを言われたときに、(ダメージが全くなくなるわけではないのですが)受けるダメージをぐっと減らすことができる、ということを意味しています。

ネガティブなことをよく口にする人と一緒にいると、特定の罪悪感はなくとも、ちょっとうっとうしい感じはしますし、何かしらリアクションを求められることもあり、対応するためのエネルギーが必要になりがちですので、そういった相手との付き合いが辛い場合は、できるだけ距離を取った方がいいかもしれません。

ただ、自分の中に自分を責めている部分があって、それが弱点のようになっていたり、自分自身の地雷のようになっているのだとしたら、それはできるだけ手放した方が良いです。


自分の中で良くない部分、というのに対して、罪悪感を感じながら、自分を反省して改善する、というやり方はあんまりお勧めしません。

それよりも、その良くない部分に関して、何かしらの目標設定をして、その目標達成に向けて行動することで、自らを成長させる、という考え方に変えたほうがベターです。その場合も、やっぱり罪悪感が邪魔になってきます。罪悪感があると、それだけでエネルギーが減るので、この成長するためのモチベーションを罪悪感に奪われてしまうことがあるためです。

良くない部分を改善したいという気持ちがある場合には、罪悪感を手放した上で、別途、目標設定をする、というのが私のお勧め、です。


ただ、どうしても手放せない、としたら、そこには、自分以外に責めている誰かがいます。その人が許せないから、自分自身を許すこともできない、っていうことが心の中で起こっていて、それがブロックになっているがために、ずーっと自分のことも責め続けてしまう、なんていう感じになります。

この場合は、相手のためではなく、自分のために、その相手を許す、というのがおすすめです。

家族のなかに許せない人がいて、そのとある人と自分が同じことをしているのが嫌で、自分のことも責め続けていて、罪悪感があるほどに、余計にイライラしてしまったり、よくない行動パターンを生み出してしまう、というネガティブなスパイラルにはまり込むことがあります。

この場合、非常に効果的なのは、その家族を許す、という手段です。強い抵抗感を感じやすいアクションではありますが、問題を作り出している根っこの部分を引っこ抜くことができるので、これがはまると、すごく良い結果を受け取れたりします。


自分の周りに、やたらと罪悪感を感じさせてくる人がいて、それが苦痛になってきている場合は、自分の中の罪悪感を手放す、ということにトライしてみてください。

自分でも改善した方がいいな、と思える部分がある場合には、自分を責めるのではなく、目標設定に考え方を切り替える、ということ。罪悪感を手放すことに抵抗感が強くある場合には、自分以外の誰かを許す、ということにも、あわせてトライしてみて下さい。罪悪感を手放すことができた方が、より自分自身を楽にさせてあげることができます。

ここに書いたことで、何かしらお役に立つところがあるのなら、幸いです。