心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

元のパートナーに戻って欲しい、なんて思うとき

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パートナーとの心理的な距離が近づいてくるにつれてお互いに素の部分が見えてきたり、結婚してから生活や仕事や今後のことなどについて色々と見えてきたりする中で、最初の頃は優しくて良い部分が見えていたパートナーに対して、ネガティブな気持ちも抱くような状況も出てくることがあります。そんなとき、パートナーに対して、なんだか人が変わったみたいに感じて、元の優しかった頃のパートナーに戻って欲しい、なんて思うことがあるかもしれません。

今回はそんなときのことを、書いていきます。


優しかったパートナー。気遣いがあったり、こちらの気持ちをわりとくんでくれたパートナー。それが結婚したら(もしくは、長くつきあっていたら)なんだか様子が違ってくる、、、、。なんだかピリピリしていて余裕がなかったり、こちらを放置したり、そっけなかったり、冷たかったり、あの頃のパートナーに戻ってほしい、というか、戻れ、なんて言いたくなる気持ちを抱えていたら、自分自身もピリピリして余裕がなくなってくるものかもしれません。

ただ、それを相手に求めたり、そうなるようにコントロールしたくなる気持ちを持って相手と接しているとパートナーと衝突しやすくなります。
「これが本来の自分だ。」なんてことをパートナーから言われるかもしれません。相手をコントロールしようとしても、思った通りにコントロールできるというよりも、ただ反発を生むだけなのでやめといた方がいい、みたいなことは何回か記事にも書いたことがあるかもしれませんが、コントロールをやめて、その元のパートナーに戻って欲しいという、自分の中にある執着を手放した方がパートナーとの関係性はうまくいきます。


恋愛や結婚に理想を思い描いていた部分も心の中にあるかもしれません。それを今自分の目の前に展開されている現実の中に無理に当てはめようとするのではなく、一旦、今のありのままのありように身を委ねてみてください。

パートナーとの衝突があるときに、なんとか相手に勝って自分の想いを通すことを考えると、物事が行き詰まります。そんなときは、自分が相手をコントロールしようとしていないか、ということと、相手が自分に何か助けを求めていないか、を意識してみてください。

コントロールに気づいたのなら、それをやめること。コントロールしようとすると、その反対に、相手が自分をコントロールしようとしているようにも感じて、相手と自分のどっちが言い分を通すか、どっちが勝つか、ということが重要に思えてきたりします。ただ、そういった勝負をパートナーとの関係性の中に持ち込む、というのは、本当にしたいことではないはずです。

パートナーを思い通りにコントロールしようとするのではなく、パートナーの好きにさせてあげてみてください。パートナーのありのままを見て、そのままを受け入れること。コントロールをする代わりに、、、、パートナーにもダメなところや弱いところがあるというのは見えると思いますので、そこに精神的なサポートが必要そうであれば、サポートをしてあげてください。

関係性が行き詰まってきている感じがするのであれば、状況がうまく回るようにコントロールしようとするのではなく、一旦コントロールを手放して流れに身を委ねながら、なんとかなるさ、という穏やかな信頼をその状況に送ってみてください。


相手が自分に助けを求めてきているように思える時は、一旦、そのメッセージを受け止めてあげてください。その上で、助けを求められていることに対して直接自分にできることがあるとしたら、それは何か、ということと、もしそこに、相手にも成長することが求められている部分があるのなら、自分がその成長のためにどんなサポートをできるのかを考えてみてください。

相手にも成長することが求められている部分を見たときに、パートナーのことを責めたくなる気持ちが湧いてくることもあるかもしれません。責められたときに、それを受け止めて成長する方向に気持ちを持っていく相手ならば、それでうまくいくこともあると思いますが、あくまでそれは手段の一つでしかないです。いくら言ってもわからない、いくら責めても変わらないのであれば、そのやり方は一旦手放した方がよいかもしれません。


お互いの悪い部分が見えてきて、行き詰まりを感じ始めたときのことを私なりに書いてみました。相性が悪いのかな、とか、気持ちが萎えてきた、なんて思うこともあるかもしれませんが、そこで出てきているのは、相性や気持ちの問題というよりも、自分自身の課題とパートナーの課題がパートナーシップの中で解消されるために出てきている、ということも往々にしてあります。

今のパートナーシップの中で、まだここに書かれたことはやったことがないな、という感じであれば、一度試していただければ、なんて思っています。