心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

内なる自分との対話

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自分ではこうしたい、とか、こうするべき、と思っていても行動できなかったり、やる気がおきなかったり、ということはあるでしょうか?
気合で乗り切れるときはいいのですが、ただ、気合いを入れようとしても頭や体がいまいち動かなかったり、気合いを入れる気にもならないこともあると思います。

やりたいはずなのに、もしくは、やるべきはずなのに、動けてなかったり、動く気がしないというときには、心の中にそのブレーキを踏んでいるものが何かしらあります。やりたくない、という気持ちの部分。それが心の中に葛藤を生み出して、何もしていないのに疲れたり、やる前から体がだるかったり重たくなったりします。そんな時に、いまいち気が乗らない、なんていう感じになりやすいです。「やりたくない」という気持ちもあるということに、自分でも自覚がある場合にはその葛藤があるということも理解しやすいかもしれません。ただ、やりたくない、という気持ちを抱えている自覚があまりなかったり、その気持ちがあるということを認めたくないような場合には、葛藤があるということも、もしかしたら気づきにくいかもしれません。


心の中でブレーキを踏んでいる部分。心の中のその部分から送られてきているメッセージに目を向けてみるとしたら、そこにはどんな内容が書かれているでしょうか?
気合いで乗り切れる時は、いちいちその迷惑メールのようなものはスルーしていても、生活にあんまり支障が出ていないように感じるものかもしれません。ただ、体が動かない時、心が重い時、行動できない時というのは、そろそろそのメッセージを迷惑メール扱いするのではなく、一旦は、どんなことを言ってきているのか目を向けてみた方がよいとき、なのかもしれません。

見たいような見たくないような、おそらくはネガティブな内容であろう、心の中から届いているメッセージ。
一度のぞいてみてください。臭いものに蓋をする、ではないですが、その蓋をあえて開けるかのような行為。ある意味では、心の中のドブさらい、を始めるかのような行為かもしれません。私は心理カウンセラーなんぞやっていますが、ある意味では、そのお掃除のお手伝いをしているようなものなのかもしれない、なんて思う時もあります。

こんなときの、おすすめのやり方は2つあります。1つは手放すこと。心の中に自分を押しとどめるブレーキがあるように感じるのなら、なにかしら手放した方が良いもの、、、、例えば、何かに対して執着しているような部分だったり、うまく機能していないやり方や習慣だったり、そもそも見直した方がいい身の回りの環境(住んでいるところやお仕事関連含む)のようなものを手放す、ということ。これはこれで超おすすめなのですが、手放す、というあたりの下りはわりとよく書いているような気もしますので、今回は、もう一つのやり方である、内なる自分との対話、について書いていきます。


「そのメッセージは何か?」
これを自分自身に問いかけてみてください。直感を使ってください。そのメッセージが何かを自分自身に問いかけて、5秒以内に頭にぱっと浮かんだ言葉。それを一つの答えとして受け取ってください。

自分の中に、もう一人の自分がいる、というイメージを持ってみてください。そして、そのもう一人の自分に、そのメッセージの内容の詳細を語らせて、あなたは、そこにツッコミをいれることなく、ただただ耳を傾けてあげて聞いてあげてください。

一通り聞いたら、もう一人の自分と心の中で対話してみてください。もう一人の自分は、ある意味では、自分の本音の部分を語ってくれると思います。今まで自分がおろそかにしている部分がなかったか、とか、封印してきた部分がなかったか、とか、自分で自分のことを理解するために、抜け落ちていた部分がないかに注目してみてください。そこで気付けたことがあったなら、自分がなぜ思うように行動できなかったのかについて深く知ることができます。

その内なる自分に協力を呼びかけることもできます。
自分がなぜ行動できなかったのか?
行動できたとしても、思うように力を発揮できなかったのか?
その詳細な理由を知ったうえで、内なる自分に協力をよびかけてみてください。内なる自分に首を横に振られたのであれば、あなたの方がもう一歩歩み寄らないといけないかもしれませんが、もし、その内なる自分が「うんわかった。いいよ。」と言ってくれるのであれば、内なる自分の協力を得たうえで、自分の行動を変えていくことができます。

このやり方に慣れてくると、体のどこかに痛みや違和感がある場合にも、このやり方を使えるようになります。痛みがある部分を、内なる自分としてイメージして、その部分に語らせてみるのです(慣れてきてからやったほうがいいです、じゃないと、ピンとこない可能性大)。そうすると、「こういうの嫌なんだ」とか、「これがあるから僕は君に痛みを通してそのことを伝えようとしているんだ」とか、思わぬ情報をもらえることもあり、その意見を取り入れることで、すこし状態を改善することができることもあります。それを通して、自分が自分自身の体のことをもっと大切にしていく、ということを学ぶこともできます。


内なる自分との対話。今まで行き詰まりを感じていた部分についても、これを通して、新しい気付きを得て、行き詰まりを解消していくためのきっかけを得ることができることもあります。やってみたことのない方は、一度試してみて下さい。内なる自分。それはある意味では、何より自分のことをわかっている部分です。その存在が伝えようとしてきていることに、一度耳を傾けてみてください。