心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

過去のパートナーとの腐れ縁

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過去に別れたパートナーと今でも連絡をとっていて、どこかお互いのためになっていないような、どこか腐れ縁とも言えるような関係性になっているようなことはあるでしょうか?

そんなときの特徴を書くと、こんな感じかもしれません。
・相手のことを好きな訳ではなく、ただ執着してしまっているだけ。
・お互いのことを良く知りすぎていているから、恋愛感情はもうとっくに薄れてしまってはいても、ただそこに情だけが残っているために、お互いを突き放しきれない。
・一切連絡を断つ方がよいと思っていても、できていない。

過去を変えられないことも、未来を見つめて生きていった方がよいということも思ってはいても、現在の状況を変えることができずに、関係性を継続してしまっているのだとしたら、どうすれば前に進んでいけるのだろうか、と思うこともあるかもしれません。


別れることを選んだのであれば、そこには理由があると思います。この人とは無理だときっぱりと結論を出したこともあったかもしれません。ただ、それでも執着や情のような部分が残っているのだとしたら、例えば、罪悪感のようなものがあって、見捨てるような、突き放すようなことに抵抗感があるのかもしれません。例えば、相手のことを助けてあげたい、と思っているような部分が残っているのかもしれません。例えば、頭の中では終わったことと考えていても、どこか感情的なところで、自分の中で完璧には終わらせられていないような部分が残っていて、それが自分の足を引っ張っているのかもしれません。

この心の底に燃えかすのように残っている執着や情のようなものを、手放せるものなら手放したいと思えるでしょうか?

今までにも何度も手放そうと思って、ここまで来たのかもしれません。ただ、それでもまだ、どこか執着や情のようなものが自分の心の底の方に残っているのなら、前に進んでいくためにも、区切りをつけていく、ということが求められてきます。


過去のパートナーに感謝できることがあるとしたら、どんなものがあるでしょうか?
執着を手放していくのに抵抗があるとき、心の中で感謝を伝える、ということにトライしてみることで、心の底で未消化だった部分を少し燃やしてあげることができます。長い間見て来たパートナーだけに、文句の一つもいいたくなるようなことも多いかもしれませんが、感謝できることも、色々あるのではないかな、と思います。どんなものが感謝できることとして出てくるでしょうか?
いくつか思い出してみてください。


心の中に、過去のパートナーの姿を思い描いて見てください。パートナーに謝りたいことって何かあるでしょうか?
やってあげたかったけどできなかったこと、十分にはできなかったこと。後悔とまではいかないとしても、仕方ないことかもしれないけど、本当はもっと上手にしたかったこと。受け取ってあげたかったものや、与えてあげたかったもの。罪悪感を感じているようなこと。ある意味では腐れ縁とも言えるような関係性であるのなら、何かしらでてくるのではないかな、と思っています。それを、イメージの中で過去のパートナーに伝えてみてください。伝えたら、イメージの中でそのパートナーから一歩遠ざかってみてください。どんな感じがするでしょうか?


次に、心の中で過去のパートナーに感謝を伝えてみてください。先ほど「いくつか思い出してみてください」と書いていたものです。一緒にいることで、自分が受け取れたもの。優しくしてくれたようなこと。愛情を感じたようなこと。やってもらって嬉しかったこと。感謝できることを思い出してみて、それをイメージの中で過去のパートナーに伝えて見てください。伝えたら、イメージの中でそのパートナーから一歩遠ざかってみてください。
どんな感じがするでしょうか?


最後に、心の中で過去のパートナーにこの関係性を手放すということを伝えてください。伝えようとした時に、抵抗感があるかもしれません。伝えようとしても、躊躇してしまうような、やりたくてもできないような、心の中に葛藤があるかのような感覚を感じることもあるかもしれません。抵抗感がでてもOKです。抵抗感があるのなら、ただ、自分の中にあるその抵抗感を感じてあげてください。

自分の中にある抵抗感を認めてあげながら、自分自身に問いかけて見てください。
「それでも、前に進んでいきたいですか?」
答えがYesなら、気持ちの準備ができたなら、イメージの中で過去のパートナーに、この関係性を手放すということを伝えてください。
伝えたら、イメージの中でそのパートナーから大きく遠ざかってください。遠すぎて、パートナーの姿がもう見えなくなるぐらいに、一気に遠ざかってください。どんな感じがするでしょうか?


大きな何かを手放した時、ある意味では、心の中に大きなスペースができたかのような状態になります。執着を手放した時、ふっと肩の力が抜けたような、何か軽くなったような感覚を受け取られる方もおられますが、ここでよくないのは、手放して心の中にせっかく空いたスペースに、また同じものや似たものが入ってくる、というパターンです。

こういうときには、何か新しいことや、楽しいこと、やってみたいけどやってこなかったものや、チャレンジしたいものなど、心を違う方向に向けてみる、というのがおすすめです。新しい恋愛を受け取る、という方向に目を向けるのも良いかもしれません。古い執着や情を手放した時、新しいものを自分の心の中に呼び込もうとしてください。それが、前に進んでいくときの力になります。


過去のパートナーとの腐れ縁、というテーマで私なりにエクササイズも交えて書いてみました。これに合わせて、連絡を完全に断つ、相手からもらったもので今でも使っているようなものがあるのなら思い切って処分する、向こうから連絡が来ても完全にブロックする、などなど、過去のパートナーに関連したものを、どんどん整理していくということも合わせて進めてもらえれば、と思います。やるまでは抵抗感を感じてなかなか整理ができないような重たさを感じていたものも、手放してみたら、案外あっけなかったりします。その楽さや軽さを感じていただければ、と思っています。