心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

パートナーの周囲に対して嫉妬してしまう

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他の人たちがパートナーと仲良くしているのをみて嫉妬を感じたことはあるでしょうか?
自分と同性の相手に限った話ではないのですが、嫉妬を強く感じるようなケースだと、パートナーの前で不機嫌になったり、ネガティブな気持ちをパートナーにぶつけてしまうようなこともあるのではないかな、と思っています。

特に、パートナーが色んな人を引き寄せる人気者のようなタイプだったり、お仕事で色んなお客様との付き合いが多い人だったりすると、そこで何かあるわけではないとはわかっていても、何となく不安感や嫉妬心を刺激されてしまう、、、、なんていうケースもあるかもしれません。

パートナーがそのことに気を使ってくれたり、自分に十分な愛情表現をしてくれていたとしても、嫉妬がどうしてもおさまらないようなら、自分でもこの嫉妬をなんとか無くしていきたい、、、という悩みを持つこともあるかもしれません。


欲しいものが手に入らないときに、自分以外の人がそれを手に入れているのを見ると、嫉妬、を感じると思います。それが欲しい度合いだけ、嫉妬は強くなります。あるいは、それが手に入りそうで入らない、という、あとちょっと、という感じが強いほどに、嫉妬は強くなります。

例えば、自分に自信がない人がいたとして、その人がパートナーから愛されているということは感じているのだけれども、これがいつまで続くのか自信がない、というときに、パートナーに近づいてくる異性がいるとしたら、その人のことを警戒すると思います。その異性が自分よりも何かより魅力的な部分を持っていたりすると、その人に対して嫉妬しやすくなるかもしれません。

例えば、パートナーが男性で、パートナーの男友達がパートナーと仲良くしていたとして、全然自分の立場を脅かすような存在ではなかったとしても、自分と一緒にいる時とは違う表情をパートナーが見せていたり、自分と一緒にいる時よりもパートナーが楽しそうにしていたとしたら、そこに嫉妬を感じる人がいるかもしれません。

ポイントになってくるのは、自分が欲しいものをその人が持っている、という部分と、それが手に入りそうで入らないという、あとちょっと感、かもしれません。欲しくないものを持っている人に嫉妬はしないです。興味がないからです。絶対に自分が手に入らないと思っているものを持っている人にも嫉妬しないです。「すごいなあ」と、ただ尊敬するだけだからです。嫉妬は、自分の心の中で競争を感じている相手にしやすいもので、自分の心の中で相手を自分と比較している時に感じやすいもの、だとしたら、自分の心の中に、どんな競争がありそうでしょうか? あるいは、どんなところを人と比較していそうでしょうか?

自分が感じていることへの理解を深めようとしてみてください。
誰に嫉妬していて、それはどんなものでしょうか?
競争や比較が心の中にあるとしたら、それはどんなものでしょうか?
嫉妬の裏側にある、自分が欲しいものってなんでしょうか?
そんなことをちょっと思い巡らせてみてください。


もし、嫉妬があるために、パートナーに対してネガティブな気持ちをぶつけたり、不機嫌になったりするようなことがあるのなら、その嫉妬が2人の間に壁を作ってしまうことがないように、嫉妬があるということをパートナーに素直にコミュニケーションしようとしてみてください。もしかしたら、素直にそのことを言う、というのは自分の弱いところやダメなところを見せてしまうような気がして、抵抗感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。パートナー側の視点に立って、ちょっと想像してもらいたいのですが、、、、、、

ネガティブな気持ちをぶつけたり、不機嫌になるというあなたの姿は、パートナー側からみると何か責められているかのような感じを与えます。そこには、責められていることに対して「さあ、あなたはどうするの?」と詰められているかのような感覚を覚える人もいるかもしれません。

「実は嫉妬を感じてるんだよね。私の持っていないものをXXさんは持っているような気がして。」なんて自己開示をしているあなたの姿は、パートナー側から見ると本音を話してくれているかのような感じを与えます。頼られている、とか、信頼されている、という感覚を覚える人もいるかもしれません。

どちらの方がパートナーとの関係性をより良く出来るような感じがするでしょうか?
どちらの方がパートナーとより深く繋がれるような感じがするでしょうか?
どちらの方が嫉妬を感じているということに関して、それが解決に向かうような感じがするでしょうか?
人によって意見が別れることもあるかもしれませんが、私のおすすめは、素直にコミュニケーションする、という選択です。

嫉妬があることで、ネガティブな感情が何かしらの形でパートナーに伝わっているのなら、それは2人の間に隔たりを作っている感じになっているかもしれませんが、本音のコミュニケーションをすると、その隔たりに橋をかけてあげることができます。

自分が感じていることへの理解を深めようとしてみてください。パートナーにコミュニケーションするとして、どんな風に話したら相手に伝わりやすいでしょうか?
どんな風に話すと、より素直で、より本音に近いでしょうか?

自分の弱いところやダメだと思っているところを人に話す時に、思わず正当化したり、ごまかしたくなったりする心理は生まれます。それが強すぎると、パートナー側から見た時にあなたのことが見えにくくなってしまいます。ただ、あなたにもここまでは話せる、という部分と、ここはちょっと言いたくない、という抵抗感のある部分もあると思います。強く抵抗感が残る部分は避けるとして、、、出来るだけ素直に、出来るだけ本音ベースで、2人の間にある隔たりに橋をかけるためのコミュニケーションをしようとしてみてください。2人のために、嫉妬が2人の関係性を邪魔してしまうことがないように、パートナーを信頼して、出来る範囲で自己開示をしてみてください。


ところで、自分の中にある嫉妬の部分ですが、これ、どうしていきたいでしょうか?
例えば、「だって嫉妬しちゃうんだもん。仕方ないじゃない。」、というのが本音だったとしても、正直私は構わない、と思っています。パートナーにそのことをオープンに話せていて、嫉妬が出てきた時にも2人の間でそれが壁を作ってしまうことのないように対処できているのなら、そのままでも構わないんじゃないかなって思います。ただ、もし自分の中にある嫉妬の強い部分に関して、取り組みたいと思うのであれば、もしくは、取り組んだ方が良いと思えるのならば、もう一歩前に進むことが求められてきます。

嫉妬の解消は非常に長い時間がかかることがあります。だから、まずは嫉妬がある自分自身を受け入れてあげてください。嫉妬がある自分のことを責めないであげてください。嫉妬があるということは、何も悪いことじゃないです。

ただ、嫉妬は、自分には欲しいものがある、ということを教えてくれます。まだ手にはしていないけれども自分には欲しいものがあって、それを手にして満足したいという気持ちがある、ということを教えてくれます。
何が欲しいと感じているでしょうか?
それは手に入らないと思っているものでしょうか?
もしくは、それを手に入れるのは何かの手段にすぎなくて、本当に欲しいものが別にあるのだとしたら、それは何でしょうか?

自分が感じていることへの理解を深めようとしてみてください。あなたが欲しいと感じているものは、それが実際に手に入ることで、あなたの世界を広げてくれるものでしょうか?
それはあなたにどんな可能性を見せてくれているでしょうか?
パートナーの周りにいる人に感じた嫉妬。その人の中に、あなたは何を見て、何が欲しいと思ったのでしょうか?
その人の中にあるものをあなたが手に出来るとしたら、あなたはそこにどんな可能性を見たのでしょうか?

もしかしたらあなたは、ベストを尽くすこと、を求められているのかもしれません。本当は出来るのに、ちょっと怖かったり、ちょっと抵抗感があったりすることでやらないようにしていたことを、パートナーの周りにいる人がやっているのを見た時に、やっていない自分を感じて、そこで嫉妬をしたのかもしれません。

もしかしたらあなたは、まずはそこに触れてみること、を求められているのかもしれません。パートナーの周りにいる人が持っているものを見た時に、パートナーに対して、まだあなたはやったことがないし、やろうと思ったことがないことに挑戦することの価値を感じたのかもしれません。私には無理、とは思いつつも、パートナーの周りにいる人が持っているものを見て少し興味を持ったために、嫉妬が生まれてきたのかもしれません。

もしかしたらあなたは、自分の枠を広げること、を求められているのかもしれません。パートナーの周りにいる人の中で、ちょっと自分にも話しかけられそうだなって感じる人がいたりするでしょうか?
パートナーの中にある、いろんな人と縁を持つ力を見て、あなたもそこに少し触れてみることが意味を持ってきているのかもしれません。仲良くまではなれないものの、その人と話してみてそこで感じることがあるかもしれませんし、その人から全部とは行かないまでも、吸収できる部分や、学べる部分があるかもしれません。嫉妬の向こう側に、自分には似合わないと思って避けていた部分を受け取れるチャンスが、眠っているのかもしれません。

嫉妬は、あなたに何を教えてくれていると思えるでしょうか?
直感を使って、自分自身に問いかけてみるとしたら、どんな答えが返ってくるでしょうか?
「私が欲しいものは何?」
直感で思い浮かんだ言葉を聞いて、あなたはどう思ったでしょうか?
そこにもヒントはあると思います。

ここに書いたことで、自分にとっての課題のようなものが見えてきた方もおられるかもしれません。そこに取り組むのには、もしかしたら時間がかかることがあるかもしれませんし、一瞬で片付くようなこともあるかもしれませんが、課題に気づいたのならば、それはチャンスです。あなたに受け取れるものがある度合いだけ、嫉妬を解消するためのプロセスが進んでいきます。


パートナーの周囲に対して嫉妬してしまうときのことについて、私なりに掘り下げて書いてみました。嫉妬は非常に強い感情で、対処に手を焼くこともある感情かもしれませんが、ここに書いたことで何かしら役立つことがあるのなら幸いです。