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心鈴泉-心理学とカウンセリング

人間関係、恋愛、仕事の各シーンで使える心理学についての記事を記載しています。

板挟み、ダメ、絶対

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タイトルはなんとなく勢いでつけたので深い意味はないのですが、今回は、板挟み、をテーマに書いていきます。

職場の中や家庭の中で意見が対立して、自分が板挟みにあっている感じがしたことはあるでしょうか?
あちらを立てれば、こちらが立たず、両方からの言い分を聞いても対立を解消する道のりはなかなか見えず、という感じのまま時は過ぎて、最終的に本心では、もうどっちでもいいよ、と言いたくなることもあるかもしれません。

板挟みになるような立ち位置を避けることができるなら、それもありだと思います。ただ、どうしても意見が対立しているところに関わっていくことが求められてくる状況が自分の方にまわってくることは現実にあったりします。そんなとき、どうするのがいいでしょうか?

板挟みというのは非常に面白くない状況ですし、周りを責めたくなる気持ちもでてくることもあるかもしれません。ただ、ここで一つ気を付けておくことがあります。それは、板挟みにあっているその状況の裏側には、自分自身の課題が隠れているという部分です。


板挟みにあっているということは、ある意味では、自分の中でどちらもいまいちだ、と思っているのかもしれません。絶対にこっちの方が良い、と思っているのであれば、そちらを選択しているからです。板挟みというのは、どちらも選択できていない状態です。

自分の中でこっちを選択する、というのが明確になると、板挟みの状況は変化します。それは板挟みというより、選択した側の意見を取り入れていくのはいいとして、選択していない側はどうしようか、ということを考えるという状況になります。それは板挟み、ではないです。そこでは選択した側と協力して動いていくことで、硬直した状況を動かしていくことができます。


といっても適当にどっちかを選ぶ、ということをすると、何かあったときに、ふらふらと逆側を選択し、また何かあると、またふらふらと逆側に、、、という感じになります。そんなことをすると、両方からの攻撃の的になったり、自分でも何をしているのかわからなくなったりします。自分の中にある考え方の軸のようなものがあやふやだと、両方の意見に振り回されてしまいやすいですが、ここで大切なのは、自分なりの考え方の軸のようなものを自分の中でしっかりと持っておくということです。

対立しているところの間に自分がいるときに、人の和を崩したくない、といったことを中心に考えたい場合も、そこに自分の意見がないと、どっちつかずになります。


板挟みにあっていると感じるときは、まず自分がどうしたいのかをはっきりさせる。それがはっきりしたら、それを軸にして対立するそれぞれとコミュニケーションを図る。人の和を崩したくない場合も、これは同じです。顔色を伺うのではなく、まず自分がどうしたいのかをはっきりさせる、ということが状況を動かしていくための中心軸になります。

板挟みというのは表面的な出来事であって、それ自体が問題というより、板挟みに対して自分の答えが選択できていない未熟さと向かい合う、というのが自分にとって課題といえる部分です。そこでは、自分なりの考え方の軸をしっかり確立するための成熟さが求められます。

頑固になれと言っているわけではないのですが、例えば、私はこう思う!と勢い込んでも、周囲からそれを否定されたときに、間違っていましたすいません、と簡単に折れるような感じだと、考え方の軸の作り直しになります。自分自身の考え方のなかに未熟さを感じたなら、変えていった方が良いです。そこで苦しさを感じるかもしれませんが、それは自分自身を成長させるための糧になります。


職場などで、自分の能力・スキル・知識・影響力の不足から、対立する2つの意見に対して、自分なりの意見を持つといっても、正直どうしたらいいのかわからない、ということはあると思います。そこでは、メンタル的にもかなり追い込まれることがあります。

そういう場合は、一人で抱えこまず、自分の味方になってくれる誰かに話しを聞いてもらうということが求められてきます。自分自身が成長するために、誰かの支援を受けるというのは、迷惑でも恥ずかしいことでもないです。板挟みの状況から逃げ回っているだけであれば、共感してもらえるというより、話を聞いてくれた人からも批判を受ける感じになることがありますが、一生懸命状況をよりよくするために動いているなら、その度合いだけ、周囲の人からの支援を受け取りやすくなります。そこで受けたアドバイスを取り入れる、ということは、自分なりの考えの軸を育てていくことにもつながっていきます。


いろいろ書きましたが、板挟みにあって行き詰ったときにでも、
参考にしてもらえれば幸いです。