心鈴泉-心理学とカウンセリング

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価値観の押しつけをされたときの対処方法

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あなたはこうするべきだ、という価値観のようなものを、
押し付けられているように感じたことはあるでしょうか?

自分自身もそうすべきだと思っていることを、相手から言われた場合は、
あっちゃー、言われてしまったかー、という思うかもしれませんが、それとはちょっと違う話です。
部屋が汚くて、そろそろ掃除しないとなー、と思っているときに、
掃除した方がいいよ、と言われたら、あっちゃー、です。
これは、押しつけ、というより、やる前に言われちゃった、という程度です。

そのケースではなくて、相手から言われたことに対して、
え?、と思ったときの話です。

価値観や何が一番大切なのか、というあたりは、人によって答えが変わる部分です。
何が正解で、どちらかが間違っている、というところを論じることが大切なことも、
ときにはあると思います。

ただ、基本的には、お互いの価値観を尊重しながら歩み寄りつつ、
どうしていくか、ということをコミュニケーションしながら、
調和してうまくやっていく、ということが大切なケースの方が多いのではないかな、
と私は感じています。
とはいえ、この調和がうまくとれず、ぶつかることもしばしばあるのではないかな、と思っています。


ここで、罪悪感や怖れのようなものがあると、相手の言われていることに対して、
すごくストレスを感じることがあると思っています。
罪悪感や怖れがあるために、相手の言われていることに
本当は同意したくないし、そんなことやりたくないと思っているのに、
断れなくて、受け入れなけらばならない、という状況に陥っていたり、
あるいは、その相手に対してすごく感情的になって、強い怒りを感じたり、
いやでいやで仕方がない、という感じになったり、ということがあります。

価値観の押しつけを相手がしてきている場合、
相手は基本的にそれが当たり前だと思っています。
押しつけだとも自覚しておらず、
やらないあなたが悪い、とか、一応言ったんだけど言われなくても普通は当然やるよね、
くらいに思っています。

ここでもし、罪悪感や怖れがあると、
犠牲的に相手の価値観の押しつけを受け入れなければならない、
という感覚が自分の中に生まれてしまいます。
それと同時に、受け入れたくない、という想いも自分の中にはあるので、
相反する2つがぶつかり合って、自分の心のなかに葛藤や、
戦争状態のようなものが発生しやすくなります。

価値観の押しつけをしてくる相手を責める気持ちも、
ここでは生まれてくるかもしれませんし、
自己嫌悪のようなものを感じるかたもおられるかもしれません。


ここで大切なのは、罪悪感や怖れのようなものを手放す、ということです。
どう対処するかを考えることも大切かもしれませんが、
できれば、その前に、心の中の戦争状態を解除した方が良いです。

罪悪感や怖れがあると、本当は自分はどうしたいのか、
という自分の中にある軸のような部分がぶれてしまいがちになります。
相手が言ってきていることを、その軸と照らし合わせて、
じゃあ、自分はどうしていこうか、ということを心の中で主体的に選択していければよいのですが、
罪悪感や怖れがあると、その軸よりも、罪悪感や怖れから、
自分の身を守るということを優先したくなるので、
結果的にとる行動が、犠牲的であったり、攻撃的になったりします。

相手から言われたことで、罪悪感や怖れのようなものを感じる部分があるとしたら、
それはどんな内容でしょうか?
まずは、自分の中にあるものに気付く、ということが大切です。
対応するためには、まず、その正体を見極める、ということが最初の第一歩、になってきます。

罪悪感や怖れ、といった感情は、あなたに変化が求められている、
ということを教えてくれるサインのようなものであり、
そこから何かに気付いて、自分自身を成長させていくきっかけにしていく、ということができればよいのですが、
僕たちは往々にして、自分自身は何も変わることなく、
ただ、罪悪感や怖れを使って、自分自身を罰するということをやりがちだったりします。

相手から何か価値観のようなものを押し付けられているような感じがするときも、
その罪悪感や怖れがネックになっていないか、チェックする、ということはとても大切です。


自分の中に、どんな罪悪感や怖れがあるのかに気付いたら、
それを手放す、ということにトライしてみてください。

まずは、その感情がある、ということを自分の中で認める、ということがスタートです。
手放すことに抵抗を感じるとしたら、その抵抗感が自分の中である、ということも認めてあげてください。

えーと、抵抗感がある、という前提で書きます。
以下の手順で手放す、ということに取り組むことができます。

①罪悪感や怖れ、といった感情があることを認める。
②その感情を手放すことに抵抗感がある場合は、まず、抵抗することを自分に許可する。
③以下、自問自答する。抵抗感がなくなるまで繰り返す。
 「抵抗を手放せますか?」→はい、いいえ、で答える。
 「抵抗を手放しますか?」→はい、いいえ、で答える。
 「いつ手放しますか?」→答える。できないなら、できないと答える。
④以下、自問自答する。抵抗感がなくなるまで繰り返す。
 「その感情を手放せますか?」→はい、いいえ、で答える。
 「その感情を手放しますか?」→はい、いいえ、で答える。
 「いつ手放しますか?」→答える。できないなら、できないと答える。

抵抗感がある前提で書きましたが、それはあんまりないな、と思った場合は、
②③はスキップしてください。


罪悪感や怖れを手放すことができて、少し心が軽くなった感じがしたら、
そこで改めて、相手から言われていることを吟味して、防衛的になるのではなく、
主体的に自分がとる行動を選択してください。
断る、というのもいいですし、一部は取り入れる、というのもよいです。

罪悪感や怖れに支配されて犠牲的な選択をするようなことをしてしまうと、
自分自身の人生を生きる、ということから、離れていき、
そこでしたことは、すごく頑張ったとしても、自分自身がそこから受け取れるものが
非常に少なくなってしまいます。

主体的に選択する、ということがここでは求められてきます。
そのためにも、罪悪感や怖れを手放す、ということにぜひトライしてみてください。

 

セドナメソッドについて
「手放せますか?→はい/いいえで答える。手放しますか?→はい/いいえで答える。いつ手放しますか?→答える。」の部分はセドナメソッドを使っています。セドナメソッドについては本も出版されておりますので、興味のある方は読んでみて下さい。

新版 人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド

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セドナメソッドの公式ホームページは以下のものです。

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